【長野】冬の四阿山 鹿鳴館でゴリけんナイトフィーバー!スノーモンスターとニセ森林限界 雪山登山

【長野】冬の四阿山 鹿鳴館でゴリけんナイトフィーバー!スノーモンスターとニセ森林限界 雪山登山

あいつつんつんしてんな。

ぷりぷりしてんな、というのとは違う。

びんびんしてんな、というのとも違う。

 

長野県と群馬県の県境にある、びんびんピークがトレードマークの四阿山(あずまやさん)にやってきた。

 

この写真は四阿山と言えば誰もがこれ!っていう定番の角度から撮ったもので、ハッキリ言ってだいぶマンネリ感がある。

これ以外に他の山から撮った四阿山の写真って無いのか?とHDDに眠っている虎の巻画像を探してみても、なかなか見つからない。

そう、四阿山とはそれぐらい特徴の無い山なのだ。

なぜか?答えは簡単。

すぐ隣で浅間どーーん!だからだ。

ホークスで言えば、柳田悠岐が隣にいれば誰だって霞んで見えてしまう。残念、四阿山。

ほんで蛇骨岳から四阿山が見えたけど、そん時の画像がコレ ↓

 

左の山が四阿山。

うーん、それなりに立派ではあるけど、ビンビン感ゼロ。地味だ。

ホークスでいう中村晃といったところか。ちなみに柳町達も2022シーズンの注目株らしい。

まあそれはいいけど、

やはり隣に浅間先生どーん!がこの山の不幸だ。

ど迫力な浅間先生と、山頂が東屋っぽいがためにその名が付いた四阿山では、残念だけど勝負は見えている。

 

ほんでコレが四阿山から見た浅間山。

噴煙を上げて猛烈に存在感をアピールするなんて、もはやパワハラだ。

しかし、麓の村まで真っ白なのは一体どういうことだ。今年の雪の量は異常だな。雪解けシーズンを迎えたらどこもかしこも洪水しちゃうんじゃないの?

ちなみに浅間山は嬬恋にある群馬県の山。ここ四阿山は群馬県と長野県の県境にあるけど、長野県の山。

 

四阿山の雪山登山は2回目。日本百名山。標高2,354m。

 

ルートとコースタイム

■2022年1月16日 ※カッコ内は標準コースタイム

あずまや高原ホテル登山口⇒(90分)⇒里宮⇒(100分)⇒四阿山山頂⇒(80分)⇒里宮⇒(70分)⇒あずまや高原ホテル登山口

コースタイム:5時間40分(休憩含まず)

総距離 10.5キロ
累積標高上り 920m

四阿山登山 本編

あずまや高原ホテル登山口から登山開始

四阿山の雪山は今回で2回目。

普通、2回目の場合は違う登山口から登ったりするものだけど、今回も既に閉館してしまったあずまや高原ホテルの前に駐車して登山スタート。

駐車場は朝の8時15分頃に着いたけどすでに満車で、こんな感じで路肩に駐車できるスペースを見つけるスタイル。

人気の山は競争が激しい。

 

登山口はこちら。

そう言えば前回の四阿山登山がワカンのデビュー戦だったな。もうすっかり忘れてた。

あの頃はワカンの刃がどれほど効くかもいまいち分からなくて、山頂直下でアイゼンに付け替えたんだった。もう既に若くなかったけど、若かったな。

 

これが廃業してしまったあずまや高原ホテル。

標高1,452mからの絶景がウリだったみたいだけど、コロナには勝てず、2020年5月に潰れてしまった。

てっきり1,452mまでのアクセスが大変過ぎて客が寄り付かなかったからだと思ってたけど、決してそうではないらしい。

初めて四阿山に登りに来た頃はもちろん営業はしてて、その時に中を覗かせてもらったらモンベルに置いてありそうな大きな熊がいた記憶がある。

それが今や誰も立ち入れないほど雪が深く積もって行く手を阻んでいる。

残念な話だ。コロナのヤロー。

 

夏場はトレランコースにもなっている樹林帯で幕を開ける。

10分ぐらいはこんな森の中を歩いていく。

ウオーミングアップにはちょうど良いなぁーと、寝ぼけた体を起こすつもりで歩く。

 

そしてやがて、目の前に広がる絶景。

 

わっしょーい!

右奥に四阿山が現れる。左のピークは根子岳。

広い雪原に伸びるたった一本のトレース。

こいつを使わない手はない。男らしく新たなトレースを付けてやろうなんて気概は微塵もない。実に潔くてむしろ男らしい。

こんな自分にだって過去にラッセル地獄を経験したことぐらい何度もある。

だからこそやりたくない。

 

歩き始めたばかりでまだ体が暖まっていない。

ここに飛び込みむなんて、ムリムリ。

 

雲ひとつない天気。

前回の北横岳では、正午なのに空は茜色に染まり、夕焼けかと見まごう怪しい天気だったが、それでも1月にしては上出来だった。

それが今日みたいにスカッとした天気に恵まれるなんて、なんという幸運。撤退の確率が最も高まる1月にこんな雪山登山ができるのは、あまり記憶にない。

 

大雪原からブナの森へ

2月になれば快晴率が上がり、3月に入れば更に天気は安定する。

そんな訳で、短いけど2月中旬から3月中旬が雪山のベストシーズンだと自分は思う。もちろん狙うエリアによって全然違うけど。

3月中旬を過ぎると雪解けが始まって雪は重いし雪崩が心配。

 

こないだ夏のオリンピックが終わったと思ったら、もう冬のオリンピックが開幕している。

ハーフパイプでくるくる回って、次々と繰り出される技のすべて言い当てるアナウンサーがすごい。これってみんな思ったんでないの?準備万端で挑んだんだろうな。すばらすぃー。

平野歩夢の最後の滑走シーンでは「27歳、真冬の大冒険、なんつってー!」と、うっかり風に言ってもらいたかった。つまらないクレームも来るだろうけど、そんなこと気にしちゃいけない。

フィギュアも4回転とか言わないで、フォーティーンフォーティアクセルって言ってみたらちょっとはカッコよくなるのに。

 

オリンピックはいいとして、

なんだかな。

最初から違和感はあったんだ。

ま、間違いない。奴だ。奴が来たんだ。

靴擦れだ!

 

悲しいけどこれ、皮が剥けちゃってる痛みなのよねん。うぐっ。

しかも両足。

かかとダブルで靴ずれトゥエルブシックスティの大技。脂汗が止まらない。

皮肉なもんだな、こんな快晴なのに最悪のコンディションだ。

 

ひときわ大きく見えるのは高妻山だろうか。その背後にはウォールマリアの如き北アルプス。

靴ずれが痛くて一気にモチベーション下がる一方で、どんどん景色は良くなる。もうちょっと頑張ってみよう。

ここでワカンを装着。

 

北アルプスの麓の一部にだけ日が当たって、あたかも低い峰々にも見えが、よーく目を凝らすと巨大な山塊の一部だというのが分かる。

やっぱ四阿山は眺望に優れている。それは前にも鮮烈に思ったことだけどね。

 

そこそこ登山をしていると、道具やウェアにこだわりがでてくるものだけど、自分の場合、あまりそういう物が無い。

冬用のギアはさすがに登山に特化した物ばかりだけど、冬山以外はランニング兼用だったり、山ではあまり見かけないナイキのトレランシューズだったり、ユニクロのシャツで登ってたりするわけで、なんともお粗末。

ただ、最近のこだわりと言えば、御座山登山でも紹介した「モンベルの腹巻き」。この日も当然着てたけど、お腹が弱いうんこぶりぶり男子にはほんとお薦め。

突然、何の話をしだしたかというと、よく登山ブロガーって「今年買って良かったものを紹介するぜ!!」的なテーマで公開してたりするけど(めっちゃ参考にしてる)、そういうのを読むと改めて自分にはこだわりみたいなものは無いなと痛感する。

しいて言えば、ワークマンの製品でこれは使える!って物がいくつかあるから、今度それでも紹介してみようかな。書くのが遅いからアップしないと思うけど。

 

目指すピークは左前方。たいぶ近づいてきたが、ソロのジジイにも抜かれるという鈍足さを遺憾なく発揮。

「両足やっちまったからな」とちょっとカッコよく言い訳してみる。

 

ブナ林が続くからまだ標高は2,000m未満だろうか。

そりゃそうだ、実はまだ登り始めたばかりだ。

足が痛いから気が急いてしまっている。落ち着こうじゃないか。コースタイムは往復でたかだか5時間40分だ。

 

雪原にブナ林の陰が伸びる。

こんなありふれたところにも意匠を感じさせる情景が隠れている。

足が痛いから分からこそ気付けた風景だ。

 

ブナからシラビソ、そして森林限界

いよいよシラビソが混じりだした。

そこそこ標高を上げてきた証拠だ。

 

と思いきや再びブナの森。

そして見渡す限り青空が続く。

だが油断してはいけない。あの伝説の蓼科山2020事件。

山頂まであとわすか5分というところまで快晴だった。近くにいた男女10名ほどで来ていた学生たちは浮かれ、「今日はプライスレスだねー、そだねー」なんてどこかで聞いたことのあるセリフを女子が嬉しそうに言っちゃうような平和な天気だった。

しかし、突然空は真っ暗となり、恐ろしい強風が吹き荒れ始めた。ようこそ極寒の世界へ。快晴の秋山登山は一瞬にして体感温度マイナス5度未満の世界へ突入。

その女子も山頂では楽々精算のCMにでてくる横澤夏子の様に口を歪め、雄叫びを上げた口の中に髪が入りまくるという鬼の形相で山頂に上がってきた。

今日みたいな日は絶対に大丈夫だなんて誰が言える?

あれを経験してしまったら疑心暗鬼にならざるを得ない。山の天気は恐ろしい。

 

とは言え、晴れてるうちに山頂に着こうとムキになって歩いてもつまらないからゆっくり歩く。

次々と抜かれるが気にしない。

痛い。痛い。

 

福岡のローカル芸人のゴリけんさんを応援している。

そんなゴリけんさんをバカにし、こき下ろした芸人がいる。

「てめえいい加減にしろ! なんなんだよお前の仕切り!」と収録中にもかかわらず、ゴリけんに詰め寄ったというエピソードを、全国放送でバカにしながらこき下ろした。

その話を聞いて心底ガッカリしたさ。

くそ、バカリズムめぇー!

大っ嫌いだ!!

そもそも人を悪い風にいじってウケをとろうとする芸人だから、その真意は分からない。一流のいじりだったのか?

だとしても、そんなエピソードを全国放送で明かしちゃったもんだから、ゴリけんさんを知らない全国のバカリズムファンから批判が集中。

「ゴリケンなら仕方ないよ。あいつ本当にダメだから」「これだから地方のローカル芸人は。」などといったコメントが寄せられたらしい。

ゴリけんさんはボケてるしいい加減だけど正しい人なのだ。ローカル番組で頑張ってるゴリけんさんに対して、わざわざ全国放送で言うなんて、ひどすぎる。

ゴリけんさんだって…ひぐっ

ゴリけんさんにだって…うぐっ

いいとこ…ひぐっ

少しはあるんだ(号泣)

 

ちなみに先日、ゴリけんさんの出身地、熊本県日奈久を聖地巡礼してきた。冬はばんぺい湯が楽しめるし、名物のちくわが美味しくてなかなか良いところだったYo!

 

前回の四阿山がワカンのデビュー戦だったことは前段で触れたけど、何年も経てから登りに来ると、当時の未熟だった頃とのギャップに苦笑いしちゃうのが普通だろうけど、当時より明らかに鈍ペースでもがき苦しむ今の自分がいる。そんなもんだ。もはや老兵。

 

老兵は静かに腰を下ろしてバンソーコーを貼った。

ふぅ。それにしても生足になれる1月の雪山ってすごいな。温暖化?こんな条件初めてだよ。

 

さあ、完全にシラビソの森になった。

ここからが本番といったところ。

 

標高も上げてきた。気持ちがいい。

 

森林限界が近い。今年の降雪量はハンパないけど、やはりここら辺は多くは積もらないのは、普段の風の強さを物語っている。

やっぱり特別今日だけ風が弱いだけなんだろう。

 

最近、Apple MusicからYouTubeMusicに変更したけど、使いやすさで言えばAppleMusicの方がはるかに上。

「YouTubeプレミアム」に加入したから、YouTubeを見る時もで煩わしいCMが入らないのは良かった点。

ちなみに、お気に入りに登録してるのは、城チャンネルとか上原浩治チャンネルといったスポーツ番組と、動物ものばかり。

登山のチャンネルは意識して見ないようにしてる。なんか、つまらないんだよね。

こちとら下痢の形相で登った山を、女優さんみたいな人が涼しい顔で登ってたり、

「アルパインやっとんじゃ!ごらぁぁああ!」と口調の強い人が出てきて、すっかりビビってしまった。

犬が尻尾を内側に丸めて怯えている様子をイメージしてほしい。そんな可愛いもんじゃないけど。

 

しかし、山ってそんないかつい人ばかりなの?と初心者は絶対に勘違いしちゃうはず。

山ってあの女優さんみたいに涼しいところなの?最高じゃね?と勘違いしちゃうよ。

いやいや。ゲロ暑いから。

どうやって強烈な日差しから守るか?いつも試行錯誤の連続だから。

 

アホっぽいチャンネルでお薦めがあったら誰かおせーて。

 

シラビソからスノーモンスター、そして絶景

話を戻すよ。

森林限界かと思いきや、再びシラビソの森へ突入。

 

四阿山にもバックカントリーする人って意外といるんだよね。

とは言えさぁ、軟派なスキーヤーなんじゃないのぉ?と高を括って話を聞いてみたら、前日に麓の牧場で雪上テントして朝一で登り始めたんだって。

1月の雪上て…(驚愕)

あちきにはムリムリ。ジラレヘンよ。

 

おお!富士山が見えた。

 

やっと森林限界だ。

 

と思いきや再びシラビソの森へ突入。この繰り返し。

そしてここで山頂が見えたよ。

まさに四阿山の名の由来になった屋根みたいな山頂だ。

この山はニセピークに騙される心配はない。

ニセ森林限界はでてくるけど、この山はニセピークに騙される心配はない。

 

再び富士山。

どこか分からないかもだけど、じーっと探してると見えてくる。真ん中に頭だけ出してる。

 

山頂直下のシラビソはモンスター化が進んでる。

ここら辺から上はワカンかスノーシューがないと多く踏み抜くと思う。

 

いよいよそこら中モンスターだらけになってきた。

モンスターで有名な西吾妻山で2022年遭難者が出てしまった。2日目に無事発見、軽い凍傷で済んだみたいでほんと良かったよ。

リフトで上がれる山こそ突然のホワイトアウトに襲われるから油断ならないなと、改めて自分を戒めるには十分な事故だったな。

 

シラビソのてっぺんは十字架になってて教会っぽい。

アーメン。

 

そこら中、十字架だらけ。

墓地にいるみたいじゃないか。

 

四阿山と根子岳の分岐。この日は根子岳へのトレースは付いてなかったけど縦走する人ってたまにいるもんね。

さっきのバックカントリーの人たちどこを滑ってきたんだろう。

 

何度見てもモンスターは清新な風景に見える。

モンスターの間を縫っていくんだもんもん。

 

目の前がピークだ。さあ、この感慨をかみ締めて、万雷の歯ぎしりを鳴らせ。

こうやって見ると山頂までびっしり森林が続いてる。

2,100m付近の森林限界はやはりニセ限界だったか。

 

この特等席で本日のスウィーツ。ベルギーチョコタルトで糖質チャージじゃい。

 

東屋の山頂へ

登山口から山頂まで程よい距離なのも、この山が人気な理由だね。

初めて来たときは雪山装備の重さに慣れてなくて辛かった気がしたけど、今はなんてことない。実はワカンだけで事足りるのが分かってるからアイゼンも軽アイゼンしか持ってきてない。

 

さあ、山頂が見えてきた。

 

振り返ったこの稜線の景色が煽情的。

 

毎度のことだけど、漢字表記だと分かりにくくて22,154mに見えなくもない。

2,354mの山頂。

全国的には高峰だけど、山の偏差値が高過ぎる長野では平均クラス。

 

前回の四阿山登山と、同じ格好で全く同じポーズで撮ってみたかったので、土下座でお参りしまっせ。

 

前回は祠はここまで雪で埋まってなかった。今年はすげーわ。

とりあえず下山の無事をお願いしておく。

 

どこまでも山が連なる静謐な冬景色。

真ん中の奥の方に尖った山が何かを知りたい。

 

こっちは信濃大町方面の景色。

あそこで育ってたら絶景慣れして登山なんかしてなかったかもしれないなー。

果たして信濃大町の町民の中で、毎朝、北アルプスではなく四阿山を気にして見てるっていう人はいるんだろうか。いるわけないか。

今日みたいに残念ながら北アルプスが雲に覆われてしまった日ならそういう人もいるかもしれない。

寂しい想像をしてしまった。まったく、自分は役立たずだ。

 

こっちは隣の根子岳。意外と雪庇が育ってるんだな。

自然が作り出す風景は、どこの国にも通じる本質みたいなもので、素晴らしい景色にいちいち説明なんて不要なのだ。

だから書かない!

 

登ってきた方とは反対側の景色。

トレースが一本伸びていた。どこに下山したんだろうか、さすらいの雪山ハンターっているんだな。

人間不信になってしまったんだろう。

 

そして四阿山を目立たなくさせる張本人、浅間さんだ。

すこーし雲が出てきたけど、噴煙を上げてるのがよく分かる。

 

手前の山は、湯の丸山かな?その奥は八ヶ岳の広大な景色が広がる。

 

足元はどこまでもシラビソの森。同質感が広がるディープな世界だ。

四阿山の山頂は意外と狭い。人気の山なだけに10人ほどで密になってしまうから、ちと焦燥感が込み上げてくる。そろそろ次の人に譲って下山しましょうかね。

 

ゲッザーン

新しいところに行ってワクワクドキドキしたい。アウトドアの醍醐味はまさにそういう冒険的要素にあると思う。

前と違うルートや違う季節で新たな発見をしたい。

前回と同じ山に、同じ季節に、同じ装備で登りに来るという、一見すると血迷った愚行に思われそうだが、そうではない。今回は狙ったのだ。

いくらか経験を重ね、今見える景色との違いを知りたかったという気持ちもあったし、この景色が忘れられなかったというのもあったのだ。

それらを包含して登山の楽しみだよね。どきどきわくわくには欠けるけど。

そして、やはり来て良かったと思わせるに十分な景色だった。

もし次があれば、いい加減違う季節に来るけどね。

 

下りが異常に長く感じるのはいつも通り。

毎度、よくこんな長い距離を登ってきたなと、自分に呆れながら下っている。

疲れた証拠だ。体力がなさ過ぎる。

次はたるんだ体に刺激を与える様なちょっと長めのコースを選ぶとするかね。

そして、この次の登山ではハプニングがあって、劇的に距離の短い登山を敢行することになる。

 

靴擦れでもう歩きたくないと思ってたことなんて、すっかり忘れてた。

この後、温泉に浸かって悶絶することになるのだが、とりあえず無事に歩けて良かった。

 

ほーい。それじゃ、いつものやつやりまっせー。

 

 

ずぼっとね。

そこから「抜けないっ!」というベタな演技。

 

広い広い大雪原。ご帰還だ。いつも下山も終わりが見えてくると、名残惜しさと高揚感と安堵感がごちゃ混ぜになってきて、結局早くトイレに行きたいからコンビニへ急ぐ。腹も減ったからね。

 

新鹿沢温泉「鹿鳴館」へ

という訳でゲッザーンも完了し、やって来たここは「鹿鳴館」。ダンスホールではない。

群馬県嬬恋村にある新鹿沢温泉なのだ。

今さらだが、なぜ四阿山に登ったかというと、この鹿鳴館に来たかったから。やっと念願叶ったぞい。

 

今年は「温泉と登山」をテーマにたくさん登って浸かるぞぃ!その皮切りに相応しい。

泉質はマグネシウム・ナトリウムで、効能は神経痛や関節痛。リウマチとかに良いのかな?

ろ過してるから金気臭はひどくなくて、なんとも上品な湯だった。温泉巡りの上達者だったら、行きつくところこういう湯が好きになるのかもしれないけど、温泉素人の自分は未熟者なので、納豆ばりにとろっとろな湯だったり顔が洗えないぐらいのエグいぐらい酸性の湯が好み。皮膚が弱いくせに。

だからちょっと物足りなかったけど、何度でもはいれる湯って感じだったよ。

 

振り返って

四阿山は目立つ山ではないけど、実はリピーターが多いのが特徴。

標高差、距離、危険個所のなさといった登り易さ、それでいて山頂からの景色は雄大そのもの。

雪原を抜けたらブナ林、そしてシラビソ、スノーモンスター、森林限界へと変化していく過程も楽しい。

とてもいい山なのだ。

それぞれの山にそれぞれの特色があるけど、この山は実に色濃くて、隣の根子岳は花の百名山でもあるんだよね。ウメバチソウが咲く8月半ばから9月頃に四阿山と縦走してみたい。

冬にしか登ったことが無いのが本当にもったいないのだ。

そして下山後は嬬恋名物のキャベツを食らって帰るというプランさ。まさにキャベツの季節どストライク企画だ。

キャベツ料理ってなに?千切りか?

 

北京オリンピックのマスコット「ビンドュンドュン」。まさかの中年男性の声で中国に衝撃。相次ぐ「幻滅した」の声(爆笑)。

気になる人は是非ツイッターで見てみてね。笑えるから。

ビンドゥンドゥンは喋ってはいけない契約になっていたのに、アナウンサーが選手にインタビューしてる隣でペラペラ喋りだしたのだ。おっさんの声で。

中国政府は火消しに躍起らしい。ビンドゥンドゥン、間違いなくオリンピック史に残るゆるキャラだ。覚えておくべし。

 

YouTubeパンダの動画がお気に入り。立山のキャンプ場でもパンダ動画を見て夜を過ごした。

やはり本物が一番かわいい。

最近、登山のネタより、ただの世間話を書いてる方が長くなってきたな。しかもオチ無し御免。

ではでは

【今回の使用カメラ】

富士フイルムX-T1、XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS


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