
秋の粟ヶ岳にやってきた一匹のおっさん。
目を細め、見つめる先に広がる圧倒的な紅葉に失禁しつつ、この新潟の豊かな自然が永遠に残ることを祈らずにはいられないと、感動に打ち震える。
将来、ここで観光地化が進み自然が破壊されたりしないよな、と不安になったりする。
こんな僻地でそんな心配は無用だ、とか言い切れないところが怖い。
あの南アルプスでさえ、リニアのトンネル計画が着工しているぐらいなのだから。
リニアなんて、リモートワークやリモート会議が当たり前となった今、新幹線よりも早く名古屋や大阪に移動しなきゃいけない用事って、どれだけある?
完全に時代遅れですから。
守れ!利権!予算化したことは意地でも進めるんだ!
そんな感じでしょう。
温暖化によって紅葉の色づき方も年々変わりつつあるからね、この時代に秋の粟ヶ岳を満喫できたのは幸運だったのかもしれない。
さて、前編は1合目から始まった紅葉ゾーンに感動し、7合目手前の急登で死兆星が輝きました。
後編は7合目の避難小屋から山頂の絶景と、そして下山でも紅葉まみれになるというストーリーズです。
前編はこちらからご覧ください
秋の新潟 粟ヶ岳登山(後編)
7合目の避難小屋
もうすぐ7合目です。
こんなところまでドレンを運んだ方々がいることに脱帽。
避難小屋に到着。
このロケーション、素晴らしすぎる。
ここが7合目。帝京高校卒の天才バッター、中村晃の背番号です。
中はとても清潔。
来た時よりも綺麗に。残すのは感謝だけ。
避難小屋の鉄則。
年末年始に自分が東京で使ってるアパートの部屋を子供に貸してあげたら、思いのほか綺麗に使ってくれたので、そんなところに少しだけ成長を感じて嬉しくなったよ。ハードル低すぎる気もするけど。
左耳と右耳
さあ、目指すべきピークはあそこだ。
素晴らしい山容。そして天気もサイコーですたい。
何より嬉しいのはこの先急登は無さそうってこと。
ここから霜がでてくる。
さすがに11月中旬だからね、雪が積もってないだけマシだけど、ところどころ凍結箇所も出てきたりして油断できない。
ここの岩場がところどころ凍ってて、スーパービビリなあたしが慎重に進んでると、地元っぽい方に瞬間風速で抜かれる。
ここは下りで手こずりそうなポイントにはロープもあって安心。
初球勝負の牧原大成の番号まで来たよ。
育成出身で初の首位打者に輝いたホークスの切り込み隊長。
ちなみに1合目から気になってたんだけど、字がかなりクセ強め。読みやすくはあるんだけど。
8合目から先は木々の背が一段と低くなる。
すっかり冬枯れしてるし、見晴らしも良い。
地元山岳会の方が刈り払ってくれてるおかげで歩きやすいです。
下りでも鎖場を直されてた方がいたし、多謝!
ここで權ノ神岳の縦走路と合流。
そしてここから丹波哲郎もびっくりな、ここは大霊界ですか?というご褒美タイムへ突入。
見晴らしの良さも粟ヶ岳の売り。
遠くに見える真っ白な装いは飯豊山です。
なんとあんな真冬の装いの飯豊山で、時同じくしてハイカーが熊に襲われて亡くなるという痛ましい事故が起こった。
あいつら、とうとう冬眠なんかせずに、人を襲うつもりらしいです。
もう絶滅しかないでしょう。
九州の熊は絶滅したけど、何ひとつ困っちゃいません。
日本全国でオオカミが駆除されて絶滅したけど、それでいま困ってるという人、いませんよね?
通学中の子供が犠牲になるのも時間の問題だよ。
粟ヶ岳は双耳峰で、左奥が本ピーク。
まずは右の北峰を通過するのがお作法。
8合目を過ぎたあたりからずっと絶景。
最初は紅葉パラダイスだったし、ここまで登るのは大変だったけどぜんぶ許容範囲。
くどいけどこれが1,300m以下の山だなんて信じられますか?
新潟県のハイカーが心底うらやましいわ。
まずは右耳をほじりに行きましょう。
右耳から本ピークがある左耳。
あっちの耳クソもほじってやるぜ。
最後の登り。
大展望の山頂
ほじほじと。
山頂は上沢直之の背番号10です。
冷静でクールなイメージの上沢だけど、実はめちゃくちゃ熱い男。
日ハムファンが上沢にさんざん文句言ってますけどね、
だったら本気で獲得に動くべきだったよね、ええ。
安値提示したの日ハムさんですよね、ええ。
そもそもポスティングを認めたのも日ハムさんですよね、ええ。
日本は職業選択の自由が保証されてますよね。
もうええじゃないの。
実のところ空腹の限界だったから、景色よりもまずは飯。
お手製の握り飯だよ。
もちろんふうさんも連れてきましたよ。
ビールかけって楽しいですか?という選手への質問に、
リーグ優勝のビールかけは翌日も試合だから朝早くから練習なんですよ…大変です。と、あまり嬉しそうじゃなかったな。
日本シリーズ優勝のシャンパンファイトは翌日オフだけど、11月の深夜、それも外という極寒の中でやるからとにかく寒そうだった。
いや、野球選手って大変だよ。
無駄話が過ぎました。
それでは山頂からの青い世界を楽しみましょう。
と言っても、どれがなんていう山か、さっぱり分からないのですが。
とにかく守門岳しか分からない(笑)
守門岳は1,500mオーバーの山だけど、粟ヶ岳より低く見えるな。
どこまでも山。
飯豊山の右の方に目を移す。
あの尖った山は磐梯山かな(適当です)。
遠くに見える山、右は角田山で左は弥彦山。
たぶん合ってる。
ちゃんと山座同定もあって、見比べて納得してたんだけどね、スカスカな脳みそなんでもう全部忘れちゃいました。
ほっかむりオヤジの指先はいつでもほじってやるぜポーズ。
このチャオラスのスポーツ手ぬぐいは長辺が通常の手ぬぐいより長くできてて、頭デカ族の頭もすっぽり包んでくれる神仕様なのだ。
デザインはタテヤマリンドウを選んだけど、いろいろそろえたくなるのも良い!実に良いぞ!チャオラス!
これが新潟パラダイス
さて、左耳をほじりつつ下山しますか。
森林限界の様なトレイルは見晴らしが良いから下山も爽快。
これは…、グラムですか?
いえ、9合目です。
ホークスの9番と言えば、柳田悠岐ですね。
唯一無二の存在。広島が生んだ奇跡。
いつまでも現役でいてほしいけど、そのユニフォーム姿をあと何年見れるか。。
あの尖った山が權ノ神岳(ごんのかみだけ)。
アップにすると山頂に向けて一直線に登っていくトレイルが見える。
黒姫山の七ツ池シュートみたい。
7合目の避難小屋が見えてきた。
なんて好立地。
紅葉ゾーンが近づいてくる。
アップで。
社会に疲れ、パワハラにさらされたおっさんの傷を唯一癒してくれるのが何を隠そう秋の新潟。
再びあそこを歩けるなんて、オラぁわくわくすっぞ。
秋へ突入。
カエデを落として撮影しようと何度か試みるも、ブレまくりの一枚だったり、指が入ってしまったりでうまくいかないもんだな。
もーこれでいいや。
粟ヶ岳は宝の山です。
3月に歩いた時は粟ヶ岳一合目駐車場をスタートし、嫌らしいへつりポイントがあったり、終始ガスガスだったりで辛い記憶しかなかったけど、今日で上書きできたよ。
これが新潟だ。
また来年も来れるかな。
実に色濃い登山となった。
新潟の山が、今後も変わらず良い山であることを祈るばかりです。
標高を下げるたびにレベチになっていくという凄まじさ。
本日のカメラもX100Vです、APS-Cのコンデジです。
お手軽なのに、バシッと決まった時の1枚はびっくりする出来映え。
もうここらへんからはもったいないので、のんびりペースで。
ゆっくり歩いた方が熊と鉢合わせにならなくて済むよ。
斜面もなだらかになるので堪能できるわけです。
新潟もホークス色で埋め尽くせ。
いま下ってきた尾根、バッキバキやなー。
バッキバキやでー。
もはやただただ浮かれるだけ。
引いて見てみれば粟ヶ岳が色の塊。
あまりゆっくりし過ぎると、関越高速で赤城付近が渋滞するしなーと、リアルな不安が頭をよぎる。
どうでもいいのですが、テレビ番組の開始が54分とか、58分とか、フライングスタートするのやめてほしい。
15年前に買った安物のテレビを未だに使ってるんだけど、同時録画が1チャンネルしかないんだよね。
そうなると、わずか2分かぶってるだけで録画予約できなかったりするわけです。
その2分のフライングになんの得があるのか?
こちとら不都合しかないわ。
意外と同じ不満持ってる人いると思うんだよな。
この素晴らしい風景を見ながら、つまらないことを言いました。
水源地まで戻ってきてしまった。
楽しかった登山にも終わりが来てしまった。
下山完了
水源地に戻ってくれば、水面に映るリフレクションがもはや花火。
中央登山口の駐車場前の紅葉がちょうど見頃で、お年寄りや家族連れで賑わってたよ。
はい、今日も安全登山、ありがとう御座いました。
ほんと、宝の山だったな。
おわり
ただひたすらに、おっさんが浮かれるだけのブログにお付き合いくださり、まことに有難うございました。
結局、秋が一番好きなんだなと、再認識した次第です。
日がどんどん短くなっていく寂しさはあるけど、真夏の不快な汗もかかない、雪崩の心配もない。
今回は11月中旬だったわけだけど、粟ヶ岳は標高が低いから、紅葉を意外と長く楽しめるのも良いところ。
10月中旬〜11月中旬まではしっかり楽しめると思います!
越後三山だと標高が高いから紅葉の適期は短め。
越後駒ヶ岳の紅葉を逃した!という方は簡単に諦めちゃいけない。
粟ヶ岳に向かうんだ!
ではでは


