日光白根山 紅葉登山(湯元) 秋の日光は男体山の裾野に広がるカラマツの黄葉と藪漕ぎの峰

日光白根山 紅葉登山(湯元) 秋の日光は男体山の裾野に広がるカラマツの黄葉と藪漕ぎの峰

10月下旬に日光白根山(にっこうしらねさん)を歩いてきました。

丸沼から見上げる日光白根山は熟れたイチジクで、前白根からだとサーターアンダギーに見えるのは私だけですかね?

はいっ。

今回は日光白根山のクラシックルート湯元から登ります。上りは前白根山経由で奥白根山の山頂へ。下りは五色山経由で中曽根尾根を歩いて湯元に戻ってくる全行程13キロ、累積標高差1,700mオーバーの健脚向けコースです。

日光白根山の魅力が1番詰まったルートです。

これまで丸沼、菅沼ルートを歩いたことはありましたが、今回湯元ルートを歩いてみてやっぱり1度は歩いておくべきルートだと思いました。

 

そんな湯元ルートのポイントですっ!

日光白根山湯元ルートのポイント

①前白根山からの大絶景。

②バリエーションに富んだ周回ルート

③中曽根尾根の笹薮!

湯元ルートの良さはなんと言っても前白根山からの大絶景です。

奥白根山と五色沼が広がり、後ろを振り返れば唐松が黄色に色づいた男体山と中禅寺湖が見えるし女峰山も存在感たっぷり。日光の山々の大パノラマにテンションアゲアゲ。

前白根山と奥白根山の間の窪地には弥陀ヶ池と五色沼があります。五色に変化することからその名が付いた五色沼を五色山の山頂から眺めたら・・いよいよ始まる・・恐怖の中曽根尾根

中曽根尾根についてはもはや説明できません。冒険家にでもなった気分にさせてくれること間違いなし!(良く言えば!)。本編で詳しく書いてるので読んでください。

とにかく、上りも下りも前白根山経由で白根沢を歩く事を自分は強く薦めます。

 

この日は雲が多かったけどラッキーな事に遠くに富士山も見えました。

 

日光白根山は群馬県と栃木県の県境にある関東最高峰の山で標高は2,578m。日本百名山、花の百名山です。現在は活動を休止してるとは言え1889年に噴火が観測された成層火山。1993年以降火山性微動や地震が起こるちょっと油断できない山です。白根山の周囲には噴火活動によって生じた湖沼が点在してます。

10月下旬でしたが、紅葉にギリギリ間に合いました。

いざっ!

 

ルートとコースタイム

■2019年10月26日

湯元駐車場⇒(140分)⇒外山⇒(50分)⇒前白根山⇒(40分)⇒避難小屋⇒(65分)⇒奥白根山⇒(60分)⇒弥陀ヶ池⇒(35分)⇒五色山⇒(20分)⇒国境平⇒(90分)⇒湯元駐車場

標準コースタイム:8時間20分

 

日光白根山登山 本編

酔いどれ湯元登山口へ移動

うぅ…やっちまった。。

カメラの設定をいじってたらいろは坂で軽く乗り物酔いになっちまったぜ。。酔っぱらうとこんな感じなのかな?(自分は下戸です)

そんなグロッキー状態でしたが湯元までの道中は中禅寺湖や戦場ヶ原の紅葉が綺麗過ぎてカメラを構えない訳にはいかないブロガー泣かせの日光街道。必死にたくさん撮ったのに結局この一枚しか使える写真を残せなかった自分のカメラの腕の無さに登山する前から涙が止まりません。

 

さあやって来たぜ、日光エロ軍団。

無料駐車場が至る所にあってどこに止めるか悩みましたが休暇村の横の駐車場に止めました。

どこに止めても大して距離は変わらないと思います。

 

休暇村です。帰りにここでお風呂に入って帰るのも良いかも。と、この時はそう思ったけど湯元周辺の立ち寄り湯の相場が1,000円オーバーとボンビーには敷居が高くちょっと湯元が嫌いになった。

ちなみに水洗トイレも近くにあって前日車中泊するのにも良さそうなところです。

 

湯元スキー場から登山開始

湯元スキー場の横から歩きはじめます。

最初は四駆なら走れそうな砂利道を進んでいきます。乗り物酔いはすっかり治りました。

 

紅葉がすごく綺麗で、わぁー!!と走り寄っていきたいところですが砂利道から外れて芝の上を歩こうものなら鹿の糞だらけです。

 

振り返ると男体山と紅葉。素晴らしい景色です。

しかし写真では伝わらないのが残念ですが、この日は風が強くて本当に山頂に立てるか心配になるぐらいです。

 

関東を直撃して甚大な被害をもたらした台風19号の爪痕が残ってます。

トレイルは大丈夫か心配になります。

 

風が強くて弱気になりつつトボトボと歩みを進めます。

もしこれが雪山だったらこれぐらいの風でラッキーと思うかもしれないなと、だんだん冬が近づいてきてるのを感じた。

まあ、前白根山の景色はすこぶる評判が高いからなんとかそこまでは行きたい次第です。

 

キクの仲間・・。ノコンギクでしょうか。

たくさん咲いてます。でもよ~く草の間を見ると鹿の糞だらけ。

ひー

 

10:15

白根沢ルート登山口に着きました。

もし山頂まで行けたとして、ぎりぎり明るい内に戻ってこれるかどうか微妙な時間です。コースタイムは約8時間。

万が一のためにヘッデンはちゃんと持ってきてました!

では出発。

 

最初はウォーミングアップがてら、ゆるやかな登りをゆっくり歩く。当たり前ですが樹林帯に入ると無風です。

 

こんな立派な登山道の案内標識は初めて見たかも。これが必要かどうかは分かりませんが。

 

いよいよ始まる急登。とにかくこの白根沢コースは登山口から外山の標高2,300m付近まで標高差800mを一気に駆け上る。

激しい急登に早々に疲れました。

足が前に出ません!!

 

 

これもきっと台風19号の仕業。

どこを通ればええのん?って箇所がいくつかあるし、トレイルは濁流が流れたせいで踏み跡が消えてるし、ほんとすごかったんだなと改めて思う。

 

しんどい急登ですが、そろそろまぐれでヒットした東京マラソンに向けて体を作っていかなきゃなという焦りもある訳です。

という訳で強がりのオンパレード。

トレーニングにちょうどいいじゃないかー!アッハッハー!急登カマーーン!!

と高笑いしてた変人を見たならそれは私のことです。誰ともすれ違わなかったけど。。

 

これも台風19号でしょうね。

ここを通過するのは大変だったな。。左から巻いてなんとか這い上がったけどここを下りで歩くとなると大変だと思う・・。

 

やっと歩きやすい感じなってきたけど、終わらない急登。

この木段も濁流によく流されずに残ったなと思う。

 

きっとここを歩いたことのある人は、こんな簡単にここの急登のコメント終わらせていいのか!と思うぐらいほんと長かったんだけどね…。

だけど「急登急登!おえぇー!」とか、「しんどいしんどい!おえぇー!」ってこと以外特に書くこともないんで、、あっさり触れて先に行きますっ。

 

で、外山の分岐に着きましたっ!

ここを前白根山方面へ右に折れて急登はおしまい。

ここからは開放的なトレイルに様変わりしますのよん。

 

ほらね!

あれだけうっそうとした森だったのがどういう訳でこんな森に様変わりしたのか。唐突に植生が変わるから驚くと思います。

なんにしても日光の秋ってサイコー!っていう山歩きの始まり〜。

 

天狗平に着きました。

一本だけ伸びた孤高の唐松が印象的です。

 

なおも続く開放的なトレイル。

10月初旬だったらちょうど紅葉の見ごろだったかもしれないけどさすがにもう冬枯れしてしまったな。

 

冬によく見かけるやつです。

もう冬やん。

 

大絶景の前白根山

景色開けた!

バーンと姿を表した左が奥白根、右が前白根山。圧巻の眺めです。

ここから避難小屋までの区間が湯元ルートの真骨頂と言えると思います。

日光白根山のいくつかあるルートの中で最も魅力的なルートと言われる展望の良い稜線歩きがここから始まる。

 

まずは前白根山に向けて登っていくんだけど、既に標高2,300m近くまで登ってきてるからほんのちょっとだけ登る感じです。

横移動みたいな感じだし、歩いてて気持ちの良い所だったから疲れなんて感じない。

 

前白根山の山頂に到着っ!

標高は2,373m。

真正面に見えるのは先ほどから紹介してる奥白根山。

秋になって黄色くなった山肌がいっそうサーターアンダギーみたいでしょ。

 

サーターアンダギーが大好きだー!!

溢れ出る沖縄愛を体全体で表現してみました。

五色沼と白根山を一緒に眺めることができるのがこの湯元ルートだけという特別感にテンションアゲアゲ。

ちなみにたぶん五色沼は遊泳禁止です(たぶんね)。

ブログやってるとこういう「たぶん」と適当感を強調しておかないと冗談で書いたことでも、たまに真面目なお叱りのコメントが届くことがあるのがめんどくさい。あんま気にせず削除しちゃうけど。あ、独り言です(笑)。

 

前白根山から稜線を少し歩けば左側に広がる唐松の紅葉も良い感じ!

そして中禅寺湖と半月山、社山のよだれ物の景色にここまで頑張って歩いてきた苦労も報われる。

誰かよだれ掛けもってきて!

 

稜線を更に登っていくと、

 

はい、いただきました、男体山!!

やっぱ日光と言えば男体山と中禅寺湖だよね。

この景色を楽しみながら登れるんだからやっぱ湯元ルート素敵だわ。

いろは坂を抜けて、ロープウェイがある明智平で男体山が目の前に現れる光景は何度見ても度肝を抜かれるけど、やはり男体山と中禅寺湖を無くして日光は語れないなと改めて思う。

 

いよいよ大賑わいの奥白根山へ

絶景だった稜線から離れて一旦標高を下げていくと避難小屋が見えてきました。赤い屋根が積雪期でも目立ちますね。

時間がないんでね、避難小屋はスルーして山頂を目指します。

 

下山が夕暮れになってしまうかもだけどペースは至って普通です。とばしません。

どうせ下山でタイムは巻いちゃうんだよね、だから大丈夫、という計算(この時はそう思っていた)。

ちなみに以前、菅沼から登った時はここら辺で鹿の親子がいて撮影会を楽しめたんだけど、白根山周辺の鹿による被害はひどいらしく、シラネアオイは壊滅寸前みたいです。

関係者の方々が植生復活の努力をされてるみたいですが、鹿の数は増える一方だし活動範囲も広がってて大変みたいです。

 

奥白根山に取り付いて10分ぐらいでガレてきました。いよいよ森林限界です。

前にぽつぽつ立っている枯れ木は剃り残したヒゲみたいなものです。

たまに会議中に剃り残したヒゲを抜き続けてる人を見かけます。抜けずにムキになっている姿を見る度に自分は眠くなってもあれだけはやめようと心に誓うわけです。

 

森林限界とそうでない所との境界が分かりやすい。

奥に頭だけポコンと出てる山は、1番右が男体山、1番左が女峰山、真ん中がたぶん太郎山かな?日光の親子揃い踏み。

 

見た目以上に長い登りでしんどい。

山頂はまだまだ奥にあるんだけど、あそこまで登ればなんとか急登からは開放されるんじゃないかと頑張る。

 

五色沼が見える。

今日は高曇りだったけどたまに晴れ間が出るとこんな感じで実に綺麗です。曇ってると暗いだけの沼です。

 

うーん、長い!

前白根山の山頂から奥白根山を見た時は同じぐらいの標高に見えたんだけどね。

実際は200m近く奥白根山の方が高いし、前白根山から避難小屋まで下った分を加味すれば300m近く登るわけです。

避難小屋からやっと最後の登りだ!なんて思ってペース上げてしまうと最後までもたないと思う。

 

やっとこさ射程圏内に捉えた!

ここからでも山頂に登山客がたくさんいるのが分かる。

 

流石に山頂は風もあって冷える。というわけで祠の前でレインウエアを羽織りバフも装着。

 

山頂に移動してみると記念撮影を終えて景色を楽しむ登山客でいっぱい。

心配してた山頂の撮影待ちは2組だけでした。

紅葉シーズンは長蛇の列ができるって聞いてたから一安心。

 

1月に撮った時と全く同じ、どっきり大成功風に。我ながら芸がない。。

 

遠くに富士山が見えるんだけど、ズームレンズではないのでこれが限界。

下からガスが湧いてきてたまに巻かれるけど概ね景色はばっちり見えたので天候に恵まれた方です。

山の神様、ありがとたもんせ。

 

それと、遅くなったけど!

とりあえずソフトバンクホークス優勝おめでとう!千賀ノーヒットノーランおめでとう!やったね!

野球のルール知らんけど…

相変わらずゆる〜くホークスファン続けちゃいますがね、ヤフオクドームが2020年から名前を変えて「ペイペイドーム」になると聞いた時は膝から崩れ落ちたわ。。

 

弥陀ヶ池と五色山経由でゲッザーン開始

見るもの見たし、やる事やったし、風が強くて寒いしガスってきたし!

下山するぜっ!

 

弥陀ヶ池に向かって下りていきます。大学生の集団がザレた斜面に手こずってたけど一番後ろを歩いてた方の指示がきちんとしてて渋滞を作らず抜かせてもらいました。

みんな軽装なのにそのお方だけ60リットルぐらいのザック背負ってたのは何かの罰ゲームでしょうか。

 

弥陀ヶ池に着きました。

知り合いからもらった盲導犬協会の手ぬぐいを旗めかせ様としたけど、こういう時ばかり風が弱くて「ええーい!うまくいかねぇ!」と短気を起こした。

次の登山ではもっと強風を狙って綺麗に旗めかすのが目標です。

 

弥陀ヶ池からは再び稜線に向けて登っていきます。

目指すは五色沼!というか、ここ登らないと湯元に戻れないんでね、必死です。つか泣きそう。

ここを登ってた時ばかりは丸沼に帰っていく登山客が羨ましく思えた。。

 

ふぃー。稜線に這い上がりました。

こんな辛い思いして何のために登ってるか分からなくなることがあります。それもたまにでは無く毎回。

辛い時って前白根山から見た絶景のことなんかすっかり忘れちゃってるからね。

 

稜線まで出てしまえば五色山まではこんな熊笹をガサガサ歩いていくだけ。展望は良いし歩きやすいです。

ただこの時はだいぶ曇ってきてしまい、夕暮れは一気に暗くなるなとかなり焦ってました。

 

はい、五色山に到着。

 

最初は、「五色山から眺める五色沼にこそ真の価値がある!」とよく分からないテンションで登ってましたが、時間もないのでちゃちゃっと写真撮って次に急ぐ。

前白根山から見た景色とあまり変わらないしね。

どちらにしろ湯元に帰るには五色山か前白根山に登り返さないといけません。心しといて下さい。

 

中曽根尾根で湯元へ

さあ、あの湯元湖まで下るよ。今回のルートは総距離13キロだから、ここからあと5キロぐらいかな?

こうやって見ると意外と近くに感じるけど、この感覚はきっと間違い。

やはり夏に歩いた雲の平周回から感覚がおかしくなってるのかもしれない。

 

さて、下山開始。途中デカザックを背負ったソロの男性とすれ違ったけど、避難小屋泊なんでしょうね。テン場なんてないし。。

しかしこのルート歩きやすい〜っ♫

ソロの男性も悠々自適に登ってきたんだろうな。

 

と、ここまではそう思っていた。

 

国境平はちょっとした広場になってて休憩するには丁度よいポイント。

しかし日の入りとのせめぎ合いをしている我々にとって休憩なんてナンパな奴がすることだ!と脇目も振らず先を急ぐ。

 

そしてここから始まるブラック登山。。

 

「あ・・足元なんも見えねぇ!」

熊笹に覆われるトレイル。

普段熊鈴は付けないんだけど秋だしなぁと思ってたまたまザックに付けていた熊鈴を手に持ち変えてひたすら鳴らしながら進む。

 

「日光の山と言えば熊笹だからねー、この笹薮もどうせすぐ終わるさ~」と高を括っていた自分の読みが完全に甘かった。

奈落の底へようこそ!

アニマルトレースにいざなわれて道迷いしそうだ!

こんなところで道迷いしたらマジで遭難してまう。。

熊鈴を必死に鳴らしながら楽しかった湯元ルートの面影はどこにもなく、ただひたすら笹薮への一方通行を下っていく。

 

うあーーーー!!!

180センチの自分が頭まで完全に呑まれる非常事態。

やばい!これはやばいやつだ。

徹底的に笹薮を堪能したい変態に薦めたいマニアックルート。ルートは間違えてないけどもはや遭難したも同然。

 

うっかり本当に間違えそうになるから、木に打ち付けられている印を確認しながら確実に正しい方へ進む。

ほんとこのルート、すんげぇ怖い!

国境平の手前ですれ違った兄やん、よく一人でここ歩いたな。。

 

中曽根尾根の半分以上が藪漕ぎだったため全くペースが上がらない。

木の根に足をひっかけて激しく前に飛んだ。

段差で滑ってザックをドロドロにもした。

あたいの心はバラバラに砕けたよ。

なんにしても熊と遭遇しなかっただけマシか。。

登山というよりもはや冒険ですわ、これは。

 

長い長い熊笹地獄を脱出したら激急坂の下りか始まり。お仕置きのおかわりみたいなルートだな。。地図を見たら等高線がびっしり詰まっててビビる。

もう満身創痍。ほんとに。

でも白根沢みたいに台風19号の影響はそれほど色濃くなかったです。

 

ほぉ!

唐松以外の紅葉がやっとお目見えです。

やっぱ真っ赤な楓を見ないと紅葉登山とは言えませんよ。

 

黄色の楓も。

やれやれ、最後のこれに救われたな。

 

急坂が終わればあとは湯元へだらだらと杉の森を抜けていきます。

なんだかんだで明るい内に下山できて良かったよ。

 

登山口まで戻ってきました。

 

登山口から駐車場まで遠回りして戻ってきたからすっかり夕暮れになってしまいました。

頭痛持ちの自分はなぜかこのタイミングで偏頭痛が始まりグロッキー状態に。中曽根尾根で集中しすぎたのが原因か。

この後、秋の日光の名物「いろは坂渋滞」に巻き込まれ頭痛が更にひどくなった。。

そんな頭痛を癒やすため、これまた日光名物の揚げ湯葉まんじゅうを東武日光駅前で食べて帰りました。もちろん頭痛薬もがぶ飲みです。

佐野ラーメンを食べて帰りたかったけどね、どこの店も閉店時間が早くて諦めました。

登山は大成功に終わったから、まあいっか。

 

振り返って

今回で3回目の日光白根山。

初めて歩いたのは今回と同じ季節に菅沼から。山頂はガスが濃くて全然景色は楽しめなかったけど、それでも初めての日光白根山というだけで楽しかったのをよく覚えてます。

 

2回目は1月に丸沼からの雪山登山。

この日は風が強いことで有名な冬の白根山も満面の笑顔で迎えてくれ、山頂からは富士山もばっちり見えたし真っ白な武尊山や日光連山の景色が感動的だったのが忘れられません。

でもやっぱり今回の湯元ルート。菅沼も丸沼も良かっけど湯元はさすが白根山を代表するルートだけ変化に富んだコースでした。

 

山頂で記念撮影の順番待ちをしてたら前の2人組のタイミングで運悪くガスってしまい「初めての山でそううまくはいかないよな!」とすっかりボヤッキー状態。

関東最高峰の山に初めての登山で来れてしまうお手軽さ。それでいいのか。贅沢すぎる!

 

そういえば自分の場合、子供の頃に登った山は別にして、自ら山に登ろうと思って最初に選んだ山は丹沢の大山。もちろん、大山は今でも大好きな山だし、新幹線に乗ってて大山が見えれば1人でテンションアゲアゲです。それは嘘ではないんだけど、せっかく初めての山なのにガスってしまいすっかりボヤッキーな贅沢2人組が途端に羨ましく思えてきた。

風は冷たく、ガスったり晴れたりを目まぐるしく繰り返す山頂。3回目でも白根山というだけで楽しかったです。

ではでは

 


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