箱根外輪山の金時山(きんときやま)と明神ヶ岳(みょうじんがたけ)を縦走してきました。
金時山は金太郎ゆかりの地として有名です。
さて、ここで突然ですが金太郎クイズです
ジャジャジャンっ!!
「金太郎、桃太郎、浦島太郎、オバケのQ太郎。この中で実在したのはだーれだ?」
・・・。
もういいですね、答えは金太郎です。
つか、金太郎クイズって言ってる時点で金太郎なんだよ!!
出題の仕方が悪かったですね。失礼しました。
ご存知の方も多いと思いますが、金太郎は本当に足柄山に実在した人物です。熊と相撲を取ったかどうかは分かりませんが、力持ちで親孝行の少年だったそうです。
はいっ、と言う訳で登山の話に戻します。
金時山は手頃で見どころ豊富で景色も素晴らしい山です。ほんと歩いてて気持ち良くて、関東の低山の実力を思い知る旅となりました!
今回のルートは、公時神社(きんときじんじゃ)から金時山に登り、矢倉沢峠を経由して明神ヶ岳まで縦走し、宮城野バス停に下山する箱根漫遊ルートです。
それでは金時山〜明神ヶ岳縦走のポイントです。
金時山〜明神ヶ岳縦走
①山頂から遮る物のない富士山と箱根山の展望
②都心からは電車や高速バスで来れるアクセスの良さ
③金太郎ゆかりの地で観光気分で楽しめる
簡単ですが補足しますっ!
この縦走路は富士山の眺めの良さに尽きます。金時山から明神ヶ岳へ縦走してる間も終始富士山の眺めを堪能でき、素晴らしい登山になること間違いありません。
公時神社から金時山の山頂までのコースタイムはたったの85分。気楽に登れる手軽さも魅力です。
アクセスですが、新宿駅と東京駅から金時山登山口まで高速バスが走ってます。以前登りにきた時は行きも帰りも高速バスを利用し、乙女峠から登って公時神社に下山してそのまま新宿に帰りました。
公時神社から路線バスを使用して小田原駅や御殿場駅に行くこともできます。明神ヶ岳まで縦走したなら宮城野バス停から小田原駅、または強羅駅まで行って箱根登山鉄道で箱根湯本に帰ることもできます。
金時山は神奈川県足柄市、箱根町、静岡県小山町の境にある標高1,212mの山で、日本三百名山、箱根外輪山の最高峰です。明神ヶ岳の標高は1,169mです。
明神ヶ岳に向けて歩いてる途中で振り返った金時山はなんとも爽快な景色でした。
絶景が待ってますよ!
低山ハイクは晩秋〜冬〜春の梅が咲く頃までがベストシーズンだと思うのでぜひ参考にしてください!
いざっ!
アクセス
公時神社(きんときじんじゃ)
・住所 神奈川県足柄下郡 箱根町仙石原1181
ルートとコースタイム
■2018年12月1日
※カッコ内は標準コースタイム
公時神社⇒(60分)⇒明神ヶ岳分岐⇒(25分)⇒金時山山頂⇒(20分)⇒明神ヶ岳分岐⇒(25分)⇒矢倉沢峠⇒ (135分) ⇒明神ヶ岳⇒(75分)⇒宮城野バス停
標準コースタイム:5時間40分
■活動距離12.3キロ
■高低差745m 累積標高上り1,007m
はじまり
金時山登山口へ
始発の東京都心の地下鉄ホーム。早朝から電車がぎりぎり座れるってぐらい混んでてビビるわ。
東京駅や新宿駅から出てる始発の高速バスに乗っても8時半には乙女峠や公時神社登山口に着ける好アクセスの山ですが今回は車で行きます。
東京の渋滞区間を公共機関ですっ飛ばして地方某所で待ち合わせてます。
公時神社の登山者用無料駐車場です。20台ほどしか止められない狭い駐車場ですが、運良く1台出庫する車があって止めることができました。
ナビの設定を金時神社にしてたせいで全然違うところに行ってしまい到着が遅れました。登山口があるのは公時神社(きんときじんじゃ)です!
みんな気をつけろ!!
ちなみに満車だったらすぐ隣のゴルフ練習場が1台500円/日で止めさせてくれます。とても親切ですね(^^)
駐車場にあった地図で本日歩くルートを確認します。赤が登りで青が下り。
この地図によると、金時山までなら75分、金時山から明神ヶ岳までは125分。明神ヶ岳から宮城野まで80分。全体280分、4時間40分の行程?
あれ、なんか短くね?
ふむふむ、コースタイムは金太郎の健康な成人男性の標準時間だって。どうりで速いわけだ。
少なくとも風邪気味で健康ではない今日のあたくしには無理ざますな。
(YAMAPの地図では標準コースタイムは金時山の山頂まで85分です)
なんにせよ、多少遅れたって時間的には余裕だからのんびり歩きまっせ。
公時神社に一歩踏み入れた途端始まる金太郎推し。
このマサカリには小田急の金時山〜新宿間のバス運行開始30周年祝の奉納と記載されてました。今回は車でやって来ましたが、前回は高速バスを利用してラクラクアクセスでした。有り難いですね。
まさか本物のまさかりも置かれてました。
金太郎の物語に「力がついた金太郎に母親はマサカリを与えました。金太郎はマサカリで薪割りの手伝いをする様になりました」とあります。
薪と一緒にまさかりを置いた公時神社の神演出に感動しつつ、そのまさかりを振りかぶりながらウロウロする。
あんまり遠くまでうろつくと銃刀法違反で捕まるので気を付けましょう。
こうやって遊んでばかりいるため登山開始が遅れる一方です。
金太郎が祀られた公時神社の鳥居のバックに金時山の山頂が見えます。
この景色、テンション上がるぜ!
熊カモン。
やっと登山開始です。
ふんっ!!このマサカリが動かんっ!
いいから早く登れ。
金太郎さんに安全祈願を公時神社に済ませておきましょう。
こういう登山前のお遊びが大事なんですよ、ほんとに。
というわけでお待たせしました。やっと出発です。
登山開始 〜金時山へ〜
10:00
もう10時になってしまいました。。登山開始前に長い時間をかけたので体もすっかり冷え切ってます。
ブロガーってのはこれだから困んだよ。そんな声が聞こえてきそうですが、楽しみを見つけてキョロキョロしてる方が絶対楽しいに決まってます。
あ!流行のあれですね。
言っちゃいますか。ねえ、岡村?
「ボーっと生きてんじゃねーよ!!」
効果の程は分かりませんが、木の枝をつっかえ棒にしてるのを山では良く見かけます。
つい先日まで紅葉登山を楽しめたんだけどすっかり落葉して冬山です。低山でも見通しが良くなるからこの時期が狙い目です。
登山道は至って普通。危険箇所もなければ整備し過ぎることもなく、子連れでも狙い通りの山歩きを楽しめると思います。
左に見える山が何て山かは知りませんが、ちょっと登れば見晴らしもすぐ良くなった。さすが人気の山だけあります。
右側にはこの後登る予定の明神ヶ岳。
すげぇ遠いな。。
でも見た目には遠いのですが、歩いてみるとそんなことありません。
これがその縦走路です。
ここからだと牧草地の中を突っ切る様なトレイルに見えたからすっげぇ気持ち良さそうに見えた。
行ってみれば分かります。詳しくは後ほど。
あっという間に明神ヶ岳方面へのルートとの分岐点に到着。
登山客が多すぎてどうやっても人が入り込んでしまう。人の顔をいちいち消す加工をしてますが、一番ひどかったのは高尾山山頂の写真。
1枚の写真で50人は入り込むから顔を消す作業に日が暮れた。
先程の分岐から金時山の山頂まではたったの25分。
撮影の都度立ち止まってるから登り始めてから休憩なしで登り続けてます。
どんどん登山客が増えていく。渋滞って程ではないけどペースはかなりゆっくりめ。
難所がないから完全に立ち止まるってことはないし、皆さんマナーがしっかりされてたので歩いててストレスはなかったです。
小さなお子ちゃまもたくさん頑張ってました。
今回のルートで唯一ロープがでてくる箇所がここですが、登りでロープを頼ることはなさそうなレベル。
ちなみに完璧な晴れ予報だったため、この日はジーンズ姿の登山客を多く見かけました。
ちょっと動きやすい格好ならなんでも大丈夫だと思います。
そーいや高尾山の山頂ではハイヒール履いた強者もいたな。
もう山頂です。
どうやっても他の登山客が入り込んでしまう。すんませんっ!
11:00
着きましたっ!
この「天下の秀峰金時山」ってのと一緒に富士山が撮りたかったんだよね。左下で知らん人の頭が入り込んだのは許してたもんせ。
他人が入り込まないようにこの角度から10枚以上撮りましたが、そんなの不可能だと諦めました。
山頂で巨大マサカリでやることと言えばケツ割りぐらいしかありませんね。
山頂には金時娘の茶屋があります。
ここは名物なので押さえておきましょう。
いた!!
奥で背を向けてるのが金時娘さんです。誰がなんと言おうと永遠の現役バリバリの娘です。
以前登った時は小屋番さんがいなくてコーヒーを買えずに困ってたら、常連さんが「はいはい〜」ってやって来て代わりにお会計してくれて驚いたな。そんな平和な所です。金時娘を労をいたわってのことでしょうね。
ちなみに「まさカリーうどん」がここの名物です。今から縦走するから時間の関係で食べなかったけど、ぜひ覚えといて下さい。
山頂からは芦ノ湖が見えます。
暖かい日和に恵まれた反面、霞が出てしまったのは残念。まあ、霞んでてもこんだけ見られただけラッキーでしょう。
山頂にこんな立派なトイレもあります。まったく至れり尽くせりです。
子連れでも安心に来れるのはこういうところですね。
明神ヶ岳へ
さて、明神ヶ岳に向けて一旦来た道を戻ります。
これから縦走するのに登ってきた道を戻るってのがなんとも生産性がなくて歯がゆい。
相変わらず分岐までは登ってくる登山客が多いんで、それまでは渋滞することを前提に余裕をもって歩きましょう。
ストレスを感じた方が負けです。自分の場合、基本的にいつも負け組です。
11:30
子供が一人一人に「こんにちわ、こんにちわ、こんにちわ、こんにちわ」と必死に挨拶してるのを見て癒されました。
さて、分岐に到着です。
相変わらずここは人が多くて写真に入り込んでしまいます。
しかし、ここから先は登山者の数が激減するノンストレスの世界が待ってます!
待ってたぜ!進路は明神ヶ岳方面へ!!
さあ縦走スタートですっ!
さっきまで人口密度の高さに息苦しかったのが嘘みたいに登山客が減りました。そして小気味よく下っていくといきなりこんな開放的なトレイルとなります。
下から吹き上げる風が体を冷やしてくれてすっげぇ気持ち良い。
低山サイコーです!
徐々に笹がでてきます。この先、この笹がえらいことになるんですよ。。この時は知らなかったけどね。
まあそれはいいとして、眼下に広がる箱根の町並みがこんなに近づいてきたのかーってぐらい標高を下げます。
いよいよ近づいてきた縦走路。
草原にマジックで線を引いたかの様な縦走路が伸びててテンション上がる!
すっげぇー!あんな明るく開けたササ原を歩けるなんて幸せだぜー!!
この時はそんなことを言ってたっけ。
きっとこんな感じで道を作ったんだろうな。
矢倉沢峠に着きました。
以前は買い物客で賑わったここも人口減少と高齢化によってすっかりシャッター通りになってました。っておいっ。高齢化は金時娘だよっ!(すみません)
ここうぐいす茶屋のサービスは日本一。いや、もはや山の神とさえ言わしめる驚きの歓待をしてくれることで有名。この日は閉まっててほんと残念でした!!
開いてないなら用はないので休憩もせずに先に行きます。早くあの草原を歩きたいしね!
矢倉沢峠から明神ヶ岳へは90分。カップラーメン30個分の距離です。
ササ原へ突入。と同時に深い日陰が待ち受けてました。
み、見えない!
横の景色が全く見えない!!
気持ち良さそうに見えたササ原がまさかの圧倒的な壁。前後しか見えない事態に。
こんななんだわ。。
遠目には全然分からなかったけど、ササ原の高さは2m以上。
まさかの壁です。
でも振り返ると絵になる笹原と金時山。
前後が絶景で救われました。
ほんでもって正面を向くとササの壁。というかトンネル。
目の前に小さなピークが見えますが、縦走路なだけにいくつかのアップダウンがあってそれなりに体力を消耗します。
それにしたって何度も何度も振り返ってしまう金時山。
気づいたら左から富士山も顔を出してますね。
どこかのブログで金時山から離れて明神ヶ岳方面に歩くと富士山は金時山の影に隠れて見えなくなってしまうって読んだんだけど、どうやらガセだった様です。なんにしてもラッキーです。
少し標高を上げるとササの背が低くなります。風の影響でしょうか。
でもってまた下る。
普通の登山客の姿はあまり見かけなかったけど、トレランする人は多く見かけました。箱根湯本駅を起点に箱根外輪山を一周約50キロを走破できたら一人前のトレイルランナーらしいです。
なんの罰ゲームですかね。
ビビビッと、ササ原を割って歩きます。
火打石岳に近づいてくると突然植生が変わりました。
長かったササ原よさらば。
なんか少し寂しいです。なんだかんだで楽しかったので。
金時山と富士山が並んでちょこんと頭出してます。
猫耳みたいだったので落書きしてみました。
火打石岳に到着。その名の通り、たくさん火打ち石が取れたそうです。火打山、燧ヶ岳とか似た名前の山がたくさんあって分かりにくいですね。
少し話は逸れますが、「菅野」がスゲノなのかスガノなのかカンノなのか、分かりにくいったらないですね。
12:40
ここから明神ヶ岳へは40分。小腹がすいてきたから少し休みます。
おにぎりを食べながら見上げれば飛行機雲が見えます。天気予報じゃ明日は快晴予報だったんだけど崩れるかもしれないな。。
さて、出発です。明日は崩れるかもしれないけど、なんにしても快晴の今日が本命の金時山で良かった。
ところで植生が変わり、土も変わりました。ササ原では黒い粘質な土壌でしたがこっちはごくごく普通の土で、雨が降ってもドロドロにはならなそうです。
明神ヶ岳が見えてきました。
仕事の都合でこの明神ヶ岳の近くにやってくる事があって見慣れた山なのですが、実際に登るのは今回が初めてです。
ススキがでてきました。笹よりやっぱススキの方が良いですね。
この日は12月1日ですが低山なんでまだ晩秋の雰囲気が残ってます。
梅の木にはこんな実がなってました。これが梅干しになるんだろうか?違いますよね?
ツゲの木かな?と思ったけど、アセビでした。2月〜3月になれば白い鈴のような花がたくさん咲くことでしょう。
明神ヶ岳の山頂部は横に広がってるため扇の形に似てます。その稜線部に上がればさぞ眺めが良いことでしょう。
振り返れば金時山と富士山が重なって見えました。
低山でも終始富士山が見られるなんてね。箱根から富士山までの距離の近さのお陰です。
12月だってのにリンドウも咲いてました。
12月でも箱根なら紅葉だって見ることができます。
稜線に向けた最後の登り。ここら辺も爽快でした。
金時山への登りはどこにでもある樹林帯が続く登山道でしたが、明神ヶ岳への登りは一味違います。登りに来る価値があると思います。
稜線に出ました。
目指す山頂はどこなんだろう?って感じで歩きましたが、ここから見える1番高いところにはなく、そこを抜けて少し下ったところに山頂の標柱がありました。
1番高いところは樹林帯になってます。
その樹林帯に入ると面白い苔がたくさん見られます。木の枝に毛が生えた様です。
こちらはヒゲ。
ゆっくり歩いてるからこそ気付けることってたくさんあります。トレランする人たちには見向きもされないことでしょう。
ここをなだらかに下っていった先に山頂標柱が立ってます。ここら辺は崩落が進んでたので山頂を少しずらしたんだと思います。たぶんね。
13:40
と言うわけで、明神ヶ岳の山頂に到着!
ここまでの縦走路が楽しかったからやっとと言う感じではなかったです。
山頂はご覧の通りそこそこ広く、そこそこ賑わってます。金時山の山頂の様な高い人口密度ではないため居心地良いです。
標高は1,169m。これから歩く宮城野への下り道はヤマトタケル東征の道なんだそうです。
金時山からずーっと見えてた箱根カルデラの中心にそびえる箱根山の神山と箱根駒ヶ岳。神山が箱根最高峰ですが、山頂からの眺望がないことで有名。煙が出てるのが大涌谷です。
火打石岳でおにぎり食べてすっかり食欲が失せてしまったので、軽くお菓子だけ食べて休憩しました。
山頂から宮城野バス停まではコースタイム約75分。
宮城野から公時神社方面のバスの時間が14:50、15:50、16:50、最終が17:50と1時間おきなのでちょっと山頂で時間調整してから下山します。
宮城野へ下山
下山開始から少しすると小田原市街と相模湾が見えました。霞が出てるから海は分かりにくいですね。
川沿いに見える一際大きな倉庫はアマゾンの倉庫です。すげぇとしか言いようがないデカさ。
へえ。大雄山線の塚原駅に下るルートもあるんだな。。
もちろんそっちへは行きませんが。
明神ヶ岳は箱根湯本駅から始まる箱根外輪山一周の2番目のピークだけあって多くのトレアルランナーが通過するピークです。1番目は明星ヶ岳です。
なるほど、ここは走りやすいだろうなっていうトレイルが続く。
とうとう大涌谷も山の陰に隠れて見えなくなってきました。
途中、凄いゼーゼー言いながら外国人観光客が登ってきました。最初の金髪の女性がすげえ気合はいった顔で登ってくるから軽くビビりました。他のメンバーも散り散りになりながらゼーハー言いながら登ってきます。彼ら彼女らはきっとそういう己との戦いをする登り方が楽しいんでしょうね。
明星ヶ岳経由で宮城野に下れば160分。
真っ直ぐ宮城野に下れば40分です。もちろん40分の方へ。
当たり前です。
麓の別荘地まで下りてくると紅葉が広がってました。
バブル期に建てられ今は静まりかえった別荘地を見かけるのは山登りをしていれば別に珍しくはありません。
別荘なんて持たずにいろんなところを転々と観光した方がよっぽどお金がかからないし楽しいと思うんだけどね。
しかしこの別荘地が意外と長いんです。
こんなトレイルなんで、よく言えば歩きやすいんだけど、なんとも単調でつまらない。走り抜けてさっさと終わらせてもいい区間でした。
15:30
トレイルが終わると宮城野バス停までは親切に標識が至る所に立ってて迷う心配はありません。
地図もあります。シンプル過ぎていまいち分かりませんが、迷ったら強羅駅まで行けば間違いはありません。
まあ、迷わないと思いますが。。
下界の紅葉が1番綺麗な時期になりました。もう冬の到来を待つのみです。
宮城野バス停の近くに勘太郎の湯があります。時間に余裕があればそこに浸かって帰るのもアリね。
宮城野バス停のすぐ近くのセブンイレブンでトイレを借りてコーヒーを購入。セブンのコーヒーが中毒になりつつあります。
15:50
セブンイレブンの真ん前の宮城野営業所前バス停で御殿場行きのバスを待ちます。
バスが10分以上遅れてやってきました。さすが箱根、観光風なバスですね。乗ってみると小学生の下校と重なって子供と外国人観光客で大混雑してました。
公時神社前で下車して戻ってきました。
ここでもバブル期を彷彿させるハチロクやらフェラーリやらが並んでました。スーパーカー世代を狙ったレンタカー屋さんですかね。1台借りるのにいくらかかるのか興味がありましたが価格表が見当たりませんでした。
16:35
夕日に照らされる金時山。
まだ16時30分なのにすっかり薄暗くなったゴルフ場の駐車場を抜けて金時山の駐車場に帰りました。
振り返って
まず、公時神社の鳥居越しに見上げる金時山に登頂意欲が掻き立てられること間違いないでしょう。
コースタイムが短いためちゃちゃっと登れるわりにとても良い山でほんと楽しい登山となりました。
桃太郎、浦島太郎、金太郎。
金太郎は平安時代の武将「坂田金時」の幼名で実在の人物です。
足柄山にいた力自慢の少年が、たまたまこの地を通りかかった源頼光にスカウトされ、その源氏の大将の元で四天王と呼ばれるまでに大出世したサクセスストーリー。九州の賊を討伐しに行く途中、何のご縁か桃太郎の岡山県で病気にかかり死んでしまったそうです。
金時山〜明神ヶ岳の縦走路は人もまばらで景色も良いし是非お薦めします。
ただちょいと長いです。少なくとも約12キロのアップダウンを歩ける体力が必要なのと、途中に水場が無いことを十分考慮して山行計画を練ってください。
最初、ナビの設定を間違えて訪れた静岡県小山町の「金時神社」は金太郎の生家の跡地に建てられた神社で、金太郎が産湯で浸かったという「ちょろり七滝」もあったり、金太郎にあやかろうとする親子が多く訪れる”子供の神様”なんだそうです。
たまたまそんな金太郎ゆかりの地に足を踏み入れていたとは。。
写真撮り忘れたのが悔やまれますが、偶然にも金太郎を満喫できた旅となりました。
また数年後、アセビや梅が咲く春の初めに訪れたい山です。
ではでは