【新潟】秋の粟ヶ岳(前編) 圧倒的な紅葉ストーリーズ ストローが指す方向は水場

【新潟】秋の粟ヶ岳(前編) 圧倒的な紅葉ストーリーズ ストローが指す方向は水場

登山ブームは過ぎ去ってしまったのかな?

いえいえ、秋のアルプスの駐車場争いなんて、過熱する一方でしょう。それと忘れちゃいけないのが熾烈なテン場争い。

うっかり忘れるところだった。思い出しただけで萎える。。

まさにジゴク、ジゴクすぎる。

十万石まんじゅうの「うまい、うますぎる」風に言ってみました。

 

多くのハイカーが十万石まんじゅうばりにアルプスをむさぼっているところ水を差しますが、冷静になってみればね、アルプスの紅葉って大したことないよ。

 

断言します。

紅葉の名山と言ってよいのは新潟の山だけだと。

 

11月中旬、秋の新潟が恋し過ぎて、またも足を伸ばしちゃった。

今回は粟ヶ岳(あわがだけ)です。

実はこの年の3月にも登ってるんだけど、その時はガスガスで、あちこちで雪崩の「ドーーンっ!」という破裂音だけが鳴り響き、もういーやと…、8合目付近で撤退した山です。

粟ヶ岳は夏だとヤマビルが出るみたいだし、やはり秋が狙い目でしょう。

 

そもそも紅葉の名山としても名高い山だし、その実力は凄まじかったよ。

 

 

新潟といえば、もう過去の話になっちゃうけど、2024年にプロ野球界に新規参入を果たしたオイシックス新潟アルビレックスを忘れちゃいけない。

プロ参加は2軍戦だけなんだけど。

それでも保守的なプロ野球界にとっちゃ、すごい一歩だよ、うん。

 

そして2026年からその新潟アルビレックスのCBOにあの桑田真澄が、あの何年も変わらないおかしな髪型で就任し、話題を集めてるわけです、はい。

 

ちなみに桑田は行きつけの床屋は名古屋にあって、20歳から通い続けてるそうです。

やっぱ変わってるわ(独り言です)。

 

そんな桑田が掲げる育成のキーワードが、サイエンス、バランス、リスペクトの3つだそうです。

はて?野球でサイエンス?

とにかくこの3つをしっかりこなせば、マットみたいな選手が育つこと間違いなし!

まさにサスペンス。

バランスはどこにあるんだか。。

 

清原が就任してたらもっと面白かったのになぁと思ったりもします、すみません。

 

粟ヶ岳のコースはいくつかあるけど、一合目駐車場からのコースだとスズメバチが巣を作り、次々とハイカーを襲っているという情報をYAMAPで知り、慌てて粟ヶ岳中央コースへ変更しました。

ほんと便利だね、YAMAP。

 

 

標準コースタイム

■2025年11月16日 ※カッコ内は標準コースタイム

粟ヶ岳中央コース登山口駐車場⇒(15分)⇒第2貯水池登山口⇒(170分)⇒避難小屋⇒(50分)⇒粟ヶ岳北峰⇒(25分)⇒粟ヶ岳山頂⇒(20分)⇒粟ヶ岳北峰⇒(35分)⇒避難小屋⇒(125分)⇒第2貯水池登山口⇒(15分)⇒駐車場455

コースタイム:7時間35分
距離:11.1㎞、累積登り:1.313m

 

秋の新潟 金城山登山

加茂水源地からスタート

福岡のホークスファンが新潟にお邪魔しますよー。

粟ヶ岳中央コースはキャンプ場のキャパ100台の駐車場を利用できるため、駐車場争いとは無縁なのが助かる。

 

 

トイレもばっちり完備。

 

ちなみに自販機もあるし、キャンプ場併設は素晴らしい。至れり尽くせりじゃ。

 

こうしてのんびり準備できるのもアルプスと大きく違う。

 

加茂水源地からスタート。

 

 

まずは日陰の林道をトコトコ。

たまに車が通るけど、この先に駐車場は無いし、水道局の職員の車両かもしれない。

 

林道はすぐに未舗装の道になって、光芒がまぷすぃー。

 

さすが新潟。熊注意の案内がまさかの武藤敬司ポーズというのが斬新すぎる。

 

これね。

熊にも勝てそうだな。

今でもグレート・ムタになることあるのかな。

 

中央コースとはまたの名を「加茂水源地コース」と呼ばれる通り、この水源地を抜けていく。

 

 

向こう岸へ橋を渡る。

水源地の冷気で寒い。

 

圧倒的ボリュームの紅葉

渡りきったところが1合目。

山頂まで4.65km、3時間。

レッツプレイボール!

 

いきなり始まる紅葉ワールド。

もう11月中旬なので、紅葉を楽しめるのも5合目あたりまでだろうと思ってやって来たけど、最初からすごい。

 

ゴイゴイスーな紅葉に、いきなり感動の渦に巻き込まれる。

 

紅葉の名山だけど、雪山でも楽しめると聞いて3月に来たけど、それは大きな間違いだった。

まず秋に登らずして、他の季節に登ってはいけない。

 

 

ちなみに、今このブログをマックで書いているまさにその隣で女子たちが、もうみんなのストーリー見るの追いつかないわー、時間ないわー、と嘆いている。

あたしなんてね、まだ去年の秋に登ったことを書いている。実に3ヶ月遅れだ。そこまでひどくはないだろ?

すでにストーリーの内容は忘れつつあるし。

 

 

今は朝の9時。

登山にしては遅いスタートだけど、秋の低山はこれぐらいの時間がちょうど良い。

低山と言っても、標高は1,293m。

累積で1,313mも登る。

あ。今気付いたけど、標高より登るのね。珍しくない話だけど。

なんにしてもそれなりに登るので時間はかかるよ。

 

そんなわけで山頂らしきピークが見えてきたけど、当然これはニセピーク。

本ピークはずっとこの先なのだ。

 

2合目。

標高はまだたったの300m。

だが急ぐのはもったいない。

ご褒美のステーキを、うっかりカレーでも飲むように簡単に飲み込みそうになるのを慌ててやめて、咀嚼し直すのに似ている。大事に行くぜぃ。

 

眩しいほどの黄葉ロード。

さすがの質の高さと圧倒的なボリューム。

まだまだ続くご褒美タイム。

 

10歩進んでは呆然と立ち尽くし、写真を撮る。

写真を撮りに来てるのだから、ここら辺はしっかり時間をかけておきたいところ。

 

不思議なことに、足もとにここだけふかふかのコケの絨毯が生えた場所があった。

どこかの親父が毎日、養分たっぷりのマーキングをしに来てるとしか思えない。

 

新潟県民の皆さんに言いたい、これを当たり前の光景だと思っちゃいけない。

こんな標高の低い山で1合目から自然林だなんて、関東の山ではありえない。九州でも。

先々週に登った金城山も登り始めから自然林だったし、一体どうなってんだか。

 

紅葉を見上げながら歩いててすっ転んだ。

この日は調子が良くて転んだのはこの1回だけだったな(笑)

 

転びはしたけど、こんな感じで実になだらかで、マリア様のように優しい山なのだ。

 

 

言ったそばからハシゴでてきたけど。

 

はしごを越えればまたも緩斜面。

日陰はひんやりするから早く日なたへ行きたい。

 

新潟バンザイ。

このほっとする温かみは、言ってみれば中村晃が控えてくれている的な安心感。

八海山だとテクニカルだから近藤健介。越後駒ヶ岳は切れ味鋭い周東佑京。誰からも高評価な雨飾山は川瀬晃。登りごたえ抜群の中ノ岳は山川穂高といったところか。

ちなみに、山川穂高という名でも沖縄出身、登山はしない(笑)

 

新潟の名山をホークス選手にたとえても、誰ひとりとして共感してくれなそうなので、もうやめます。

 

いや、すごい。この新潟の実力をもってすればオイシックス新潟アルビレックスの1軍昇格も時間の問題でしょう。

 

3合目。

まだまだなだらかなトレイルが続く。

 

のんびり登ってたけど、気付けば意外と標高を上げてきてるのね。

 

日本の気候が作った芸術作品ですな。

 

ホークスの背番号4はジーター・ダウンズです。

 

 

似た様な写真ばかりで、あたかもジャンプの連載に追いつきそうなドラゴンボールの引き延ばしみたいだが、さにあらず。

 

いい歳のおっさんが粟ヶ岳に魅せられてしまい、これでもまだ言い足りないぐらいなのだ。

しかも今回が今シーズン最後の紅葉登山になることが分かってたからね。

しっかり時間をかけて歩いた。

 

右を向けば、守門岳の存在感が半端ない。

 

歩き続けていると、次第に景色は秋から冬へ。

 

ここまでずっと魂が抜けたアホ面で登ってきた。ぜんぶ新潟の秋が悪いんだ。

本来の自分はこんなんじゃない(はずだ)。

そろそろ正気に戻りましょうか。

 

魔界の入り口

山頂が右奥に見えてきた。

そしてここらへんが秋と冬の境目ってとこだろう。

ここからは魔界。

甘ちゃんなおっさんにも容赦なく牙を剥く悪魔の山。

 

悪魔の入り口へようこそ。

 

 

背番号5の山川穂高ね。通称「ほたみょん」、あだ名はアグー。

日本シリーズで爆発するお祭り男。よろしく。

 

途端に始まる急登。

3月に登った時はほんとに真っ白な中、あちこちで聞こえる雪崩の爆発的な音と木々がバキバキとへし折れる音。

完全に登頂意欲が萎えて撤退したけど、あの時に比べればこんな急登ぐらい、天国に感じられるわ。

 

どこを切り取っても絶景。

これまで秋の粟ヶ岳も知らずに、のほほーんとアホ面で登山をしてきた自分が愚かだったなと思える光景。

北アルプスの紅葉ばかり追いかけている人たちも、それだけ損してると思う。

 

山肌はパッチワークの装い。

山の紅葉はこうでなくちゃ。

 

 

ただその一方で、悪魔の山がどんどん試練をくださる。

マリア様みたいな山とか言ったの、撤回。

 

 

ところどころ鎖場もでてくる。

正直、こんな山だと思ってなかったから、女子力高いモコモコ手袋しか持ってこなかったことを激しく後悔している。

 

今宮健太の背番号に到着。

ここでやっとこさ山頂を拝めるわけだけど、このスケールでほんとに低山なんですかね?

 

 

一旦下って、登り返していくんだけど、トレイルの雰囲気がエグいじゃあないか。

あたしの血圧の上昇もかなりえぐいよ。

上が170超えた時は血圧計をしばらく睨んだよ。

 

まじー今からこれ登るのかよー。そう思ったら足が鉛みたいに感じる。

 

山頂方面をアップしてみる。

1,300mほどの山なのに森林限界じゃないか?と目を疑う。

新潟のスケールはやっぱ違う。

 

 

まずはこの目の前の偽ピークからやっつけないと。

特に平坦地はないので休みなく登っていく。どんな名山だろうと、己の疲労が溜まってきたら苦行なのだ。

 

 

急登で息絶えた。もうしんどい。

 

ここで水場の案内。

右へ80m、4分ほど、だそうです。

 

この案内はメートル法だから分かりやすい。

もしこれがね、インチや尺だったらね、もはや意地悪ですから。長さの単位っていい加減統一しなきゃいけないと思うわけです。国連で。

ヤードなんて、まっさきに絶滅してほしいわ。

あと重さはキロね。ポンドとか許しませんよ。

ファーレンハイトって、世界中でボン・ジョヴィしか使ってないんじゃないか?

 

ストロー!!

水場の案内にストローを付けるというセンス!さすが名山!

しかもストローが指す方向が水場というね。

 

なんとなく、魔界の出口まで来た気がする。

 

後編へ続きます~♬


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