中禅寺湖は一周約25キロ。ガッツリ歩いてきました。
お目当ては6月初旬に満開を迎える千手ヶ浜のクリンソウ。
このクリンソウ、今年は当たり年だって言うじゃない!
それ聞いたら居ても立ってもいられず日光まで足を伸ばしてきたけど、はっきり言って、ここには見に来る価値があります!
自分の様に中禅寺湖を一周するようなアホな行為をせずとも、赤沼駐車場からなら往復8キロ程の軽いトレッキングで見に来れちゃうしね。
本当なら赤沼から低公害バスが運行してるから、それに乗っちゃえばアクセスがめちゃ楽なんだけど、残念ながらコロナの影響でバスはまだ運休中。
そう、それが俺に火をつけた。
だったら歩いてやろうじゃないか!ガルルルル!!
目的の場所が遠ければ遠いほど、クリンソウを目の当たりにした時の感動が大きくなるってもんじゃ!中禅寺温泉から遥々歩いてやるわ!ガルルルルル!
とまあ、相変わらずアホなノリで行ってきました。
この広大な中禅寺湖。千手ヶ浜は遥か遠くに見える対岸にあります。
2年前、社山〜黒檜岳を縦走して千手ヶ浜に下山した時には惜しくも開花時期を逃し、見ることが叶わなかったクリンソウだけど、お陰様で待った甲斐があったよ!
千手ヶ浜に着くなり突然始まるクリンソウ祭りに感動しっぱなし。清流の美しさと日を浴びて輝くクリンソウの景観が見事で、是非多くの方に見に来てもらいたい!とつくづく思った。
さ〜って、参りまっせ!
ガルルルルル!
ルートとコースタイム
■2020年6月10日
中禅寺温泉バス停⇒(100分)⇒阿世潟⇒(140分)⇒千手堂⇒(15分)⇒千手ヶ浜⇒(85分)⇒菖蒲ヶ浜⇒(60分)⇒湖畔園地⇒(20分)⇒中禅寺温泉バス停
コースタイム:7時間(休憩含まず)
総距離 24.9キロ
単純標高差 56m
累積標高上り 966m
中禅寺湖一周 千手ヶ浜のクリンソウ 本編
日光駅から中禅寺温泉へ
東武線で一路東武日光駅へ。
コロナ影響で会社は6月末まで週休3日。
そんな訳で贅沢にも平日に、通学する女子高生や通勤するおっさん達に紛れて遊びに行く気まんまんの自分。
なんか、、かたじけない…。
東武日光駅に着いたら、中禅寺温泉フリーパスを購入しましょう。窓口は9時からだけど自販機で購入できます。料金は2,100円(2020年6月時点)。
これを買っとくと、日光駅〜中禅寺温泉間を2日間乗り降り自由になるんだけど、本日の目的地中禅寺温泉までは片道1,150円だから往復すると200円ほどお安くなるんだよ。
浮いた分、帰りの電車でたけのこの里食べよっと!
チケットを購入したらバス乗り場へ。中禅寺温泉へは中禅寺温泉行きでも湯元温泉行きでもどちらでもOK。
いつもなら湯元温泉行きは多くの登山客で混むから中禅寺温泉止まりに乗るのが良いんだけど、タイミングが悪く20分後の湯元温泉行きを待つことにします。
ちょっと時間があるから歩いて5分ほどのファミマでおにぎりとサラダチキンを購入。
これで準備万端。
こちらJR日光駅。ちょっと北九州の門司港駅に似てるな(知らない人がほとんどだと思うけど)。
東武日光駅のバス停に戻ると意外と並んでる人が増えてたから、ここでちょっとズルをしてすぐ隣の日光駅まで歩いて始発のバスに乗る作戦。
我ながら、はしたない…。
やって来ました。
東武日光駅で並んでた人たちも全員座れたけど、なるべくなら窓側に座って写真を撮りたかったのでズルしたんです…。
いろは坂を上っていくバス。
後ろに座ったメタボ男子二人組が
「俺、黙ってたけど、死ぬまでにいろは坂を歩いて登ってみてぇんだよ」
「ふふっ。なんだそれ。しょーがねーなー。付き合ってやるよ」
「ガーハッハッハっ(二人)」
ってな会話が面白くてずっと耳を立てて聞いて1人でニヤついてた。
中禅寺温泉からハイキング開始
中禅寺温泉に着きました。
ここから華厳の滝に行く人もいれば、男体山の登山口がある二荒山神社中宮祠へも行くことができる。
中禅寺湖を一周する酔狂な輩は自分一人だけか…
標高は既に1,277m。
涼しい。
この立派な二荒山神社の鳥居をくぐって男体山に登っちまうか本気で悩んだ。。
気持ちを必死に抑えて左の歌ヶ浜方面へ。
クリンソウは今だけだから。男体山はいつでも登れるから我慢!
歌ヶ浜近辺です。
釣り客が多いのと、この先に中禅寺があるし、更にイギリス大使館別荘やイタリア大使館別荘だってあるからね、ここら辺はレストランが建ち並んで観光地っぽい。
遠くに見える山脈の一番高いのが日光白根山。
関東で最も標高の高い山ですが、深田久弥が最後の最後まで百名山に入れるべきか悩んだそうです。
湯元から登るルートは前白根山からの景色がほんと素晴らしかったし、菅沼からのルートも変化に富んでたし、個人的にはほんと良い山だなぁって印象なんだけどね。
滑り込みで100名山に入ったなんてシンジラレヘン!
はい、こちらが中禅寺です。別名「立木観音(たちぎかんのん)」。
桂の木に立木のまま千手観音像を刻んだのが信仰の始まりで、それが立木観音の名の由来にもなってます。
ここら辺の地域の名前も立木なので、スタートとゴール地点は立木だと覚えておきましょう。
歌ヶ浜の無料駐車場の公衆トイレに寄っておく。
この先もところどころトイレはあるけど時計回りで歩く場合はイタリア大使館の別荘を過ぎると千手ヶ浜までトイレは無いからね。
千手観音推しの自販機に日光の本気度がでてる。
軽くホラーです。
歌ヶ浜の無料駐車場は平日の早朝というのに8割がたうまってる。
ほとんどが釣り客だと思うけど、大盛況。
さてさて、それでは簡単ですが本日のルートをおさらい。
現在地は歌ヶ浜の駐車場。そこからひたすら湖畔に沿って外周するだけ。社山の登山口がある阿世潟までは100分。千手ヶ浜までは4時間。中禅寺湖一周約7時間ってとこです。
千手ヶ浜のクリンソウが本日のメインなので、なんとしてもそこまでは辿り着きたい。
もし千手ヶ浜で力尽きてしまっても、低公害バスが運休中だから赤沼まではなんとしても歩ききらないと。
あと船が出てるみたいなので、詳しくは自分で調べてください!
大使館別荘に憧れる
早速分かれ道が出てきたけどここは右へ。
英国大使館別荘公園の中を突っ切って行く。
早速クリンソウがお出迎え。
開花時期は完璧のタイミング。千手ヶ浜で大群生が広がってるのが思い浮かぶ様だぜー!がーっはっはっ!
花のタイミングとスケジュールと晴天が重なり合うってなかなか無いからね、今日の大成功を確信して変態笑いが止まらんのよ。
千手ヶ浜まで歩ければだけど…。
イギリス大使館の別荘の前を通過。
和風建築なのに洋風っぽいのがお洒落すぎて憧れる。
こちらはイタリア大使館別荘。
ちょっとキメ過ぎで敷居が高い。これは無理。さすがイタリア、純和風建築なのに派手。
イタリア大使館の庭からは至福の眺め。
遥か遠くの対岸が千手ヶ浜。視力が良すぎてクリンソウの大群生が俺には見える。
右を向けば男体山。
ああ、男体山。やっぱり男体山に登ろうかな。絶対に楽しいよ…。
ここまで来てもまだ後悔させるなんて、ものすごい登頂意欲を掻き立てる山だこと。
と、何度も振り返って、本気で悩む。
こちら、右の三角頭の山が社山、左が半月山。
良い山なんだけど、迫力満点の男体山がすぐ近くにあるために残念な存在に見える。
一路、千手ヶ浜へ
歌ヶ浜から既に2キロも歩いてきました。体力落ちてるから長く感じる。
千手ヶ浜までまだ11キロもあるなんて信じられへん…。
この時点でかなりの弱気。
ここら辺ですれ違った漁業組合でパトロールしてる方々と会話を交わすと、
「中禅寺湖一周はできないよ。菖蒲ヶ浜で工事してて通行止めだから」だそうでふ。
「へ?通行止め?ふむふむ・・
ええーーー!!うそでしょ!!」
まさか…。不可抗力。日光市のホームページ見てきたけど、そんなの見つけられなかったよー。
「アハハ、よかったね、先に知ることできて。赤沼の方から山を越えて帰らないと。さっき先に歩いてた人たちは来た道で戻るって言ってたよ」
驚愕の事実にダッフンダだぜ。
ますます、、男体山にすれば、良かったよ…。
尚も絵になる風景。
こういう日当たりが良くて風が通り抜ける場所なら羽虫は飛んでこないしやっぱり外を歩くって気持ちいいと思える。
ここが社山の登山口。
社山に登って終わりにしたら楽しいまま終わる気がする…。
ええーい!
去年、一昨年と見逃したクリンソウの群生を何としても見るんだ!
今振り返ってみてもクリンソウへの道で、最大の敵は体力ではなく男体山による誘惑だったかも。
湖畔の木漏れ日を浴びながら、ペッペッ!
羽虫がー!!ペッペッ!
湖畔が入りくんでて、風がない所で日陰になると羽虫がうじゃうじゃとめんどくさいっ!
ツツジはもう終盤。半分ぐらいは終わってたけど、まあぎりぎり間に合ったとしとく。
大日崎には湖畔に石仏が鎮座してます。下りてみれば石仏を正面から確認できるんだけど、そこまでしなくていーや。
ちなみに男体山に初めて登った時は、見下ろす中禅寺湖の眺めが登っても登っても変わらず、途中で飽きてきちゃったんだけど、、中禅寺湖一周は同じ様に湖を眺めてるだけなのに意外と景色の変化があって楽しめる。
千手ヶ浜が少しずつ近づいてきたけど…疲れたよ。
そろそろ休憩を取らないとしんどいから、良さそうなところがあればおにぎりでも食べたい。
だいぶトレイルもワイルドになってきた。普通に登山道と言っても良い感じの道で、アップダウンもそれなりにある。
ゼーゼー、はい深呼吸、スゥ〜〜、ペッペッ!
くっそ!羽虫め!!
白岩展望台?
疲れてきてちょっと寄るのもかったるかったけど、折角だし立ち寄ってみることに。
おっ!
おおー!うひょーい、気持ちいいっ!
ここは湖畔から20mほど高台にあって、風も気持ち良いし、休憩するにはちょうど良いからここでおにぎりチャージ。
立ち寄って正解だったな。
中禅寺湖では今歩いてる南側にシャクナゲが多く咲き、主にピンクのアズマシャクナゲ。
白根山や金精峠などの標高が高いところでは白いハクサンシャクナゲが目立つ様になるそうです。
ふむふむ、メモメモ…。
ギンリョウソウ見っけ。
派手に橋がぶっ壊れてるけど、整備が追いつかないのね。
まあ、わざわざここまで歩きに来る人ならね、こんなの橋なんて無くたって困らないと思う。
ほんと新緑が美しい森。同じ様な景色の連続でもまだまだ飽きがこない。
千手ヶ浜を視界に捉えた。ここまで来ればあそこに辿り着けることは確実。もう少しでクリンソウだ、がんばれー
ラスト1キロ!
無理なダイエットが原因か、はたまた自粛し過ぎのどちらが原因か分からないけど、とにかく体が動かない。
千手堂です。
以前黒檜岳からまさにここ千手堂に下山して、その時にここは一度見てたはず…。もう焼きが回って記憶が曖昧。
清流に咲くクリンソウ
橋を渡る。
ここまですれ違ったのは3人だけだけど、その内の一人が、菖蒲ヶ浜で確かに工事してたけど男性一人でささっと通るぐらい頼んでみたら行けるかもしれないよ、とナイスなアドバイスをしていただけました。ともかく、ほんとに工事中だったら泣き寝入りしないで交渉してみようと思う。
しかし、誰もクリンソウの話はしてくれなかったな。咲いてるのか?ほんとに。
この川は湯ノ湖から流れてきた川だと思う。
先日も湯ノ湖〜戦場ヶ原を歩いたからすっかり日光ツウを気取ってますが、にわかです。
違ってたらごめんなさい。
あっ!早速クリンソウ見っけ!
よしよし、ここて発見できるなら千手ヶ浜ではすごい大群生が広がってるに違いない!
よくよく見渡すと川沿いはクリンソウだらけ!
うっわ!ここって千手ヶ浜の少し手前だけど、クリンソウの群生地って、もしかしてここなの?
サプライズ!
クリンソウを真上からみるとこんな感じ。
コロナっぽいな、とか言わない。
以前、社山〜黒檜岳登山で開花時期を逃してしまった時は、千手ヶ浜を散策してた方々に、クリンソウが咲いてるのを見ませんでしたか?って聞いてみたけど、クリンソウを知ってる人は誰もいなくて、有名じゃない花だから知られてないのかな?って思ってしまったんだけどね。
その時はたまたま知らない人が多かっただけみたいで、毎年多くのカメラマンで賑わうそうです。
その理由がよく分かるよ、こりは。
よく見るとピンクの花びらに白いグラデーションが入ってるよ、この子は。
はい、お気に入りに登録。
あたしゃ花にはあまり興味なかった男でしたが、すっかり気持ちは乙女。
花も良いけど、この清流沿いに咲いてる姿が、また良いんだよ。
素晴らしい景観。
ここには来る価値あるよ!
赤沼〜千手ヶ浜を結ぶ低公害バスが開通してたら多くの観光客が押し寄せるらしいから、こんな静かに観賞できるのはコロナのお陰なのかも…。不謹慎だから大きな声では言えないけど。
この無垢さ。渓流で日を浴びる姿が絵になる。
光り輝くクリン星
ずいぶん時間を使ってしまったのでそろそろ千手ヶ浜に向かいましょう。
ここからあと500mほどかな。
標高1,300mの涼しい風に吹かれながら、木漏れ日の下を歩いてると爽快この上ないぜー。
クリンソウを無事に見ることができた達成感もあってウルルン乙女状態。
右手側には千手ヶ浜の砂浜を見ながら。
新緑のトンネルを抜けていく。
千手ヶ浜に着くなり、こっちに向かって歩く人たちがいたので期待して付いてってみることに。
植物保護のため通路以外は立ち入らないで下さいだって。
こっちにもクリンソウが咲いてんのかねぇ?
さっき見てきた群生を超えるクリンソウは期待してないけど。。
ふあっ!
右!!右ぃぃぃいいいー!!
なんじゃありゃ!
左!!左ぃぃいいいい!!!
ちょーやべえ!
規模が違う!さっきまでとはじぇんじぇん規模が違う!
「コイツ…ザクなんかとは違うぞ、装甲もパワーも!」
再び右を向けば、まじやべえ!
ああアムロ…時(とき)が見える…。
紛れもなく、千手ヶ浜のクリンソウの群生ってここの事を言ってたのねん…。
すさまじい!
長閑なのに明快。のんびりしてる様で覚醒してる。
こうやって眺めてると、四季の移り変わりが開花のタイミングと有機的に繋がってて、いっせーの〜せっ!ってタイミングで一気にパワーを爆発させるのが伝わってくる様だ。
背筋を伸ばして活き活きとした姿がえいやっ!って感じで一所懸命だよね。
たまに「独り占めしたい景色」って表現を見かけるけど、本当に特別な景色って身近な知り合いみんなに見せてあげたい!と思うものだよなーと、認識させられる。
これはまさにそれです。
いやはや、参った。親父にもぶたれたことないのに。
心がほくほくになりましたよ。
ありがとうクリン星のクリンソウ達よ。
お陰で心置きなくあたしゃ地球に帰れるよ。
男体山に登らなくてマジで良かった…。
大満足なので鶏ちゃんこラーメン、ごっつぁんです!
今回のコロナで若い関取が亡くなってしまわれたのにはびっくりしたよね。
志村けんは度々当ブログで私はダッフンダを連発してる通り、志村けんで育った世代なんでね、もう相葉くん以上に泣いた。
そんなコロナもようやく終わりが見えてきたね。2波は来るだろうけど。
工事をかいくぐって菖蒲ヶ浜へ
たぬきがひょっこり現れたよ。
福岡の近所に現れる病気で禿げた狸とはえらい違う。
千手ヶ浜を立ち去ります。苦労して辿り着いた分、他の誰よりも熱く写真撮ってたと思う。
なので名残惜しさはないよ。大満足。
まだまだ先は長いで行くずら。
あ、聞いてた通り、工事してる!!
お昼休憩中の責任者っぽい2人をつかまえて
「遊歩道崩壊してるんですか?通ってはだめてすか?」
と聞いてみると、
「うん、だめだね」と一人は素っ気無く答えて撃沈。
でもね、、
もう一人の方が黙って工事方面を指差して、
「工事中だから山を越えろなんて、俺には言えねぇよ。気をつけてな。」
(うっわ。かっけぇ。。)
「ありがとう!!」
そんな訳で通行禁止の柵を飛び越えて湖畔沿いの最短ルートで菖蒲ヶ浜目指し出発。
こんな感じで工事してる箇所をいくつか慎重に通らせてもらいました。
ここでも工事中。
工事中の作業してる方々は「ああ、通ってきたのね」って感じで別に意に介さない感じだったけど、なんだろね、こっちは悪戯を見咎められた子供みたいな気持ちになる。
ふんっ。工事するなら巻道ぐらいちゃんと用意しといてよ!っと、ちょいと意地を張ってしまいそうになる小さな自分もいるけど、そんな事言わない。
もし通行を許してもらえず山を越えてたら、確実に赤沼で今日の旅を終わりにしてただろうな…。最短ルートで歩けてほんと良かったよ、と何度も何度も思いながら歩く。
へー、トチノキは栃木県の県木なんだね。だから栃木県なのか…。
このトチノキはいろは坂より下の標高が低いところに分布しているが、1,300m近いここにも局地的に見つかるそうです。昔、猟師が食べ物にするために持ち込んだのでは?と言われているそうです。
中禅寺湖の北岸は国道が湖畔沿いを通ってるし、キャンプ場もすぐ近くにあったりする関係で多くの人に歩かれてるだろうから、南岸より圧倒的にこっちの方が整備がされてて歩きやすい。
でも意外と登ったり下ったりを繰り返す。
もうそろそろ歩き始めて20キロになるから膝関節が悲鳴を上げてきた。自分の足は強くない方なんでね、昔から明らかな短距離向きだったし。
いくらでも走れる、長く歩けるっていう強い足を持つ人が羨ましい。
工事中、立入禁止の看板がなぎ倒されてた。。
倒したの俺じゃないからよ!と、無実を訴える相手が近くにいる訳じゃないし、通してくれた親切なおっちゃんのために直しといた。
また更に登ってきたな。
上り坂だと最近の断食ダイエットで痩せて、軽くなったのがよく分かる。断食ができたのもコロナの自粛生活を送れたお陰でもあるんだよね。
ザックの中身を軽くするよりよっぽど効果があったと確信する。
上ったら下りる。
ふー、しんどい!
工事関係者以外立入禁止のロープをくぐって出てきました。やっと菖蒲ヶ浜です。
立木へゾンビスパート
菖蒲ヶ浜の別荘地を抜けていく。
菖蒲ヶ浜を過ぎれば立木までは観光地巡りみたいなもんです。
ほいっ。まずはこちら竜頭の滝。龍頭之茶屋の中を抜けたところに展望所があります。
シャッタースピード1/2秒で撮ってみました。
こちらがその茶屋。
時間があればここで蕎麦でも食べたかったけど、まだちょっと長いからね。巻いて歩けば16時に中禅寺温泉に着けるかどうか。普通に歩いて17時かな。先を急ぎまっせ。
国道沿いの遊歩道をえっちらおっちら。ビュンビュン飛ばす車にビビりまくり。
中禅寺湖のボートハウスを通り過ぎる。
かつてここは聞き慣れないけど「国際避暑地」として欧米各国の大使館別荘が立ち並び「夏は外務省が日光に移る」と言われたほど栄えたそうです。
今やお土産屋さんも結構な数が潰れてしまい、寂しい日光となってしまったね。
6月は日が長いとは言え、さすがに西日に傾いてきた。
でも焦らない。山ではないからね、例え夜になっても困らない。
WANTED!
センサーを取り付けた魚を釣った遊漁券プレゼントだって。狙って釣れるもんじゃないからね、くじ引きと同じで誰にでもチャンスがあるのが良いね。
ひーひー
日光に初めて別荘を建てたのは、ガリバー邸のガリバーだそうです。
身長は20m。大巨人が住んでたんですね。
やっぱ日光すっげ。
すみません
グラバー邸のグラバーさんですね。
西六番園地。ここはその長崎のグラバー邸で有名なグラバーさんの別荘跡を公園に整備した場所なんだそうです。
グラバーさんはスコットランド出身で故郷と似た景色がここにはあったそうです。
遠くにスタートした歌ヶ浜が見えてきた。
長かった旅もあともう一息。長くて大変だったけどクリンソウの大群生を見れたからほんと来てよかったという思いの方が遥かに勝ってる。今思い出しても高揚してくる。
ふい~、あと少し。
二荒山神社中宮祠。男体山の登山口です。
男体山にしなくてほんと良かったよ。自分は他人に薦めるなら俄然千手ヶ浜の方だな。
群れで泳ぐ魚を眺めつつ。
湖畔園地に到着。平日だし、それにコロナ影響がまだ残ってるからね、貸ボートはさっぱり儲からなかったみたいで、おばあちゃんが腰をかがめて片付けを始めてました。そんな様子をデッキの上でボーっと見てました。
あ、猿だ。
昔、日光に来たときにはたくさんいたけど最近じゃ見かけないなぁって思ってたんだよね。
ひー!
カメラ向けて近づいたらすっげぇ威嚇された。
さっ、戻ってきたぜ。
バスの時間は〜っと。。40分後!!
行ってしまった直後だったのね…。
他にすることも無いから華厳の滝を眺めに来たけど、すっげぇ迫力!
子供の頃に見に来たっきりだからすっかり忘れてたけどこいつはなかなかすごいよ。
中禅寺湖の水が流れ落ちていく。
なんだかんだで日光の美味しいところ全て味わった旅になったな。
6月初旬は各地でいろんな花々が見頃を迎えてどこに行こうか悩むと思うけど、最有力候補で見に来てほしいです。
振り返って
風水では、家の中に花を飾ると、マイナスエネルギーを吸収して開運に効果がでるそうです。
花の持つエネルギーは生活を明るくし、精神を安定させ、健康になることで更に運を引き寄せる、ということみたいです。
花には女性らしさを際立たせる効果ももちろんあるでしょう。おっさんであればおっさんらしさを際立たせる効果だって期待できます。最後のは適当な嘘ですが。
歩き始めこそ男体山に登ろうか悩みましたが、吹っ切ってクリンソウを見に行ってほんと良かった。
前々からクリンソウは見たいと思ってたけど、まさかここまでの大群生だとは思いもしなかったので、良い意味で裏切られとにかく圧倒されました。
男体山はいつでも登れるからね、また、今度。
梅雨の晴れ間に恵まれました。
クリンソウは晴れた日でないと魅力が半減してしまうと思います。
あじさいなんかは多少天気が悪くても絵になると思うけど、小柄なクリンソウの淡い花びらは日を浴びた時こそ輝きます。なんとしても晴れを狙って訪れてください。
ストレスまみれの日々。心の癒しを求めて、たまには自然のフラワーセラピーで活力を取り戻すことも大事です。
次の登山ではどんな花を見て、乙女なおっさんに化けてやろうかと、ネタを探してます。
ではでは