光城山 登山 桜の登山道を登る!安曇野の春の風物詩は北アルプスの大絶景

光城山 登山 桜の登山道を登る!安曇野の春の風物詩は北アルプスの大絶景

 

都心の桜が散ってから数週間が経ち、長野県の安曇野にも一足遅れの桜前線がやってきました。

今回登るのは桜で有名な安曇野の光城山(ひかるじょうやま)です。

光城山の桜が見頃を迎えるのは4月下旬。この日は4月21日でしたが、麓から中腹付近までは満開、山頂は3〜5分咲きといった感じでした。

麓の方から咲き始め、山頂まで徐々に咲いていく様子は安曇野の風物詩になっているそうです。

なかなか麓から山頂まで全てが満開になるタイミングで訪れるのは難しいのですが、それでもまあまあ上出来でだったと思います。この日を待ちわびた人たちで臨時駐車場も満車状態。大いに賑わってました。

 

さて、ではそんな光城山登山のポイントです。

光城山登山のポイント

1,500本の桜。4月下旬〜GWが見頃。

②遮る物のない北アルプスの大絶景

③標高差はわずか310m。登山道も整備されてて子供でも安全

 

お酒が飲めない自分は、純粋に桜越しに眺める北アルプスの絶景を楽しみにやってきました。山頂では宴会を始める人、お弁当を広げる家族連れですごく賑わってます。

酔っ払っても下山できるぐらい登山道は整備されてるし、夜桜を楽しめるようにライトアップもされます。隣の長峰山と縦走することもできますが、光城山の方が桜は多いのでピストンで桜を満喫しようということにして縦走はやめておきました。

登山口前の駐車場以外にも臨時駐車場が用意され合計100台ほど止められますが、朝9時でも駐車場待ちで並ぶぐらいの混雑ぶり。多くの人が待ちわびてたのがよく分かります。

山の桜は開花のタイミングが難しく肩透かしに逢うことも珍しくないけど、今シーズンはなかなか充実した花見登山ができてます。

 

光城山は標高912m。標高差は310m。秋に来ても紅葉が綺麗と評判の山です。

その名の通り、鎌倉時代に光氏の城があったのが山名の由来だそうです。信州と言えば真田。てっきり真田の城かと思ってたら全然違いました(笑)。

山頂まで続く桜のプロムナード~(^^♪

いざっ

 

アクセス

光城山駐車場

・カーナビのセットは登山者用駐車場のすぐ近くにある「福祉サポートさくら坂」にすると便利です。
・福祉サポートさくら坂の住所:長野県安曇野市豊科光1708−41

 

ルートとコースタイム

■2019年4月21日

光城山駐車場⇒(40分)⇒山頂⇒(40分)⇒さくら池⇒(1分)⇒光城山駐車場

標準コースタイム:1時間20分

■活動距離2.5キロ
■単純標高差310m
■累積標高上り345m

 

光城山登山 本編

この世の極楽が待ってるぜ

オエェー。

桜餅を買って浮かれてた気分が一瞬で萎えるー。

駐車場渋滞で幕を開けた今回の光城山登山。

でも「並ぶぐらいなら他で酒でも飲もーぜ」と言ったかどうか分かりませんが、次々と列から離れ、博多ラーメンと同じ回転率の速さで順番が回ってきました。替え玉する客は少なかったみたいです。

並んだのは20分ぐらいだったかな。

 

駐車場の桜はど満開。

出だしから極楽でのぼせちまうわ。

「じょーど!じょーど!」

浮かれて1人で極楽浄土コールです。

 

浮かれてたのも束の間、登山口前にあったトイレのオイニーがツイキーでえずきまくる。

涙目状態で登山開始です。

 

涙で前が曇って注意書きが読めねぇぜ。。

注意書きはいいとして、その下のアクリルケースの中に配布用のパンフットがあります。

毎度ブログのネタになりそうな物は持ち帰ってるので、ここに戻ってきた時に取り忘れないようにしなきゃ。

 

登り始めます。桜に番号札がついてますね。

1番、ソメイヨシノ。ならぬ上林。

2番今宮、3番中村、4番柳田、5番デスパイネ、6番松田「熱男~!」。あ、ソフトバンクの打順です。スミマセン、

野村監督から「出てきたな、大根役者ぁ〜」とボヤキを炸裂される松田ですが、打つと球場全体がめちゃ盛り上がるんですよねー。

今年はチャンスで打って!!松田タオル掲げて応援してるからっ!

 

では、話を戻しますね。

おお!すげぇ咲いてる!

えずき地獄から一気に極楽浄土へ昇天。

桜はやはり白ですね。

 

桜越しに見えるのはお待ちかねの常念岳。常念岳は安曇野市側に前衛的にそびえてるし山容も尖ってて分かりやすいのでよく目立ちます。

蝶ヶ岳にも早く登ってみたいと思ってたんだけど、こうやって見ると特徴なくてどれか分かりません。

 

ヒメツルニチニチソウ

 

九十九折に登っていくため傾斜は緩やかです。

散々えずいて体力を削がれた自分でもこれぐらいなら山頂まで休まずに歩けそうです。

 

見下ろすとひょいひょい登る子供と足取りが重そうな大人の図。

「ハッハッハー登り始めは子供は元気だから。始めだけだって」

余裕かましてた自分ですが山頂付近で子供から激しく煽られました。

 

桜は英語でチェリーブロッサムだと思ってたんてすが、それだとさくらんぼの木と勘違いしてしまう外国人もいるらしく、今ではすっかり世界の共通語となった「Sakura」と言うのが1番分かりやすいみたいです。

なんでも日本語で通じる時代が来ることを祈る。

 

中腹あたりも満開。

桜を眺めることが目的だから今日は鈍足オヤジです。お陰で息は上がりません。

 

気を抜くと首から一本だけ長く濃い毛が生えてたりしませんか?

それですね!

 

こんなに桜を満喫できた年は無いんじゃないかってぐらい今年は山での桜の開花にタイミングを合わすことができました。

 

第1ベンチ。

と聞いて燕岳を想像してしまう貴方、かなり山をこじらせてますね。

 

ツツジコースで行ってみましょう。運が良ければ桜とツツジのコラボが見られるかも!!

 

振り返って北アルプスと桜のベストショットポイントを探しながら歩きます。

 

子供たちが相変わらずすごいペースで追い抜いていきます。

あとで大人気なく抜き返す所存です。

 

リンドウが咲いてます。

 

ツツジはまだまだ咲く気配なし。

 

そして徐々に葉桜が目立つ様になってきました。

 

ちょっと開けた感じがする階段を登っていくと

 

山頂広場に出ましたー。

 

山頂は煩悩の溜まり場

「あーん!!いたい!!ふまないで!!」by桜草

だそうです。

むやみやたらにゴザを敷いて飲み会を始めてしまう人がいるんでしょう。

 

山頂からは安曇野市が一望できます。城が立ってただけあって納得のロケーションです。

 

こんな北アルプスの山の形と名前が全部分かっちゃうアクリル板で山座同定できちゃうんです!

重ねてみますね。

 

ほら!こんな感じ!

こんな面白い山座同定初めて見ました。是非他の山でも取り入れてもらいたいですね。

 

山頂には登山センターがあります。登山口に置いてあったパンフレット類はここでゲットできたので、登山口で回収しなくても済みました。

 

光城は鎌倉時代にこの地に移住した海野氏の一族の光氏によって戦国時代に建てられたとの事です。

そこまでの説明しか書かれてませんが、その後は川中島の戦いを前に武田に攻め込まれ武田方に従うようになったそうです。

 

フーあぶねぇえぶねぇ、危うくハンガーノックになるとこだったぜー。というのはだいぶ盛りましたが腹ペコです。

桜餅をかかげ、

「心臓を捧げよ!」と口に放り込む。

今更ながら進撃の巨人にハマってます。

 

山頂にあった古峰神社です。

火の守り神とのことです。

 

ここは火の神との事ですが、とりあえず宝くじに限らずなんでもいいので大金が当たること、飛行機が墜落しないこと、大きな病気はもちろん小さい病気にもかからないこと、と欲にまみれたお祈りをしておきました。

煩悩の塊です。

安全登山のお礼を忘れる煩悩の塊です。

 

満腹になったので帰ります。

長峰山への縦走をする登山客も多いみたいですが、桜は圧倒的に光城山の方が多いのでピストンした方が花見を楽しめるという訳で長峰山への縦走はやめました。

桜越しに常念岳を眺めながら下山

下山中は右足の捻挫が完全に治ってないのでへっぴり腰の超スローペースで、それでいてベストショットを狙ってキョロキョロしっぱなし。

ここは3分咲エリア。ここ以外は割と咲いてるんですが日当たりが違うんですかね。

 

この日、天気はいまいちですが高曇りだからアルプスは見ることができて、悪いながらベストな条件。

 

ライトアップ用の電球がいくつもありました。こういう桜のない所にもたくさんありますが、ライトアップする意味はあるのだろうか?夜に見てみないと分かりませんね。

 

なんの花ですかね?葉をみると野イチゴの種類の様です

 

金太郎飴みたいに似た様な写真ばかり掲載すんな!と叱られてしまいそうですが、なにせ桜が1番の見所の山なので諦めて下さい。まだまだ載せますよ。

 

さくら池なるスポットに立ち寄ってみましょう。

 

さくら池に着いてみるとまさかの駐車場の隣という事実。というわけで下山完了(笑)。

しかしさくら池の水が綺麗じゃなくて予想外。金魚みたいの泳いでるし。俺の極楽はここにはないっ!!

ここまで良かったのにこんな終わりかっ!

 

気を取り直して駐車場の桜を撮り納め。

先日立ち寄った秩父の虎山の桜もすごかったけど、あそこはどちらかと言えば観光地。まだまだ浅い登山歴ですが、割と登りつつ桜を楽しめる山なら自分の知る限りここ光城山が1番です。

 

な・・なんかエロい!

エロくないですか?この絵。

帰りに小諸の「道の駅雷電くるみの里」に立ち寄りました。

雷電という史上最強力士だそうです。

 

振り返って

 

山頂から安曇野市方面の景色をボケーっと眺めてると、家族連れが「あー、ぎりぎり家が見えないー!」と言ってキャッキャッ楽しんでるのを見て、あぁ地元に根付いてる山なんだなと思いました。

こんな山がもし自分の町にあればさぞ自慢になるでしょうね。羨ましい限りです。

下山してると、北アルプスのところにだけほんのわずかに光が差したので、すかさずカメラをかまえて撮りまくりました。やっぱりアルプスの眺めは圧巻です。

 

「今シーズンは花見登山をしまくるよ!」という平成最後の激ぬるい野望を掲げた以上、光城山登山は絶対外せないミッションでした。

満足まんぞうです。

麓から山頂へと昇るピンクの尾根は遠目に見ても実に壮観。桜の回廊の様な登山道は子供でも登れる山なので多くの人が楽しめると思います。

 

北アルプスに日が差すと、やっぱ花より山岳美だよなぁと思いました。

もし自分の町からこんな眺めがあったらさぞ自慢するでしょうね。羨ましい限りです。

では!

 


登山カテゴリの最新記事